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- 朝日ソノラマ ハロウィン少女コミック館 JUNJIの恐怖コレクション① 脱走兵のいる家
朝日ソノラマ ハロウィン少女コミック館 JUNJIの恐怖コレクション① 脱走兵のいる家
平成3年3月20日第1刷発行
平成7年11月10日第6刷発行
発行所 株式会社朝日ソノラマ
平成3年(1991年)に朝日ソノラマより刊行された「ハロウィン少女コミック館 JUNJIの恐怖コレクション① 脱走兵のいる家」です。(画像は第6刷のものです)
少女向けホラー漫画雑誌「ハロウィン」に連載された伊藤潤二の読み切り短編シリーズ「JUNJIの恐怖コレクション」の第1話~第6話を収録した作品集です。収録作品は「いじめっ娘」「脱走兵のいる家」「生霊の沼」「赤い糸」「中古レコード」「贈る人」の6編。
伊藤潤二のストーリーテラーぶりが遺憾なく発揮されている表題作はもちろんですが、個人的には、結ばれる運命だと信じていた彼女に一方的にフラれてしまった主人公の男子高校生の身に起きた怪異を描いた「赤い糸」がお勧めです。フラれた直後に主人公の左手首に赤い糸を縫い付けたような痕が出来て、それがやがて全身に転移していき、最後には...、という話なのですが、まるで千人針のような縫い目が全身を蝕んでいる主人公のビジュアルが物凄い。この頃の伊藤潤二はもう歯科技工士を辞め、専業漫画家になったこともあって画柄もより緻密になっているのですが、それだけに主人公の惨状が想像を絶するグロテスクさで描かれています(文章では上手く伝えられないのがもどかしい...)。“運命の赤い糸”の伝承さえ奇天烈な怪異譚にしてしまう、伊藤潤二ならではの奇想が爆発した作品です。
#ホラー #漫画 #伊藤潤二 #ハロウィン #朝日ソノラマ
tanupon
2022/08/12 - 編集済みコワいと判っていながらついつい読んでしまう恐怖マンガ。
伊藤潤二さんは有名ですね。
子供の頃、美内すずえさんの原作の机の中から
お化けが覗くマンガはトラウマ的存在でした。
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dape_man
2022/08/12「白い影法師」ですよね!小学生の頃、クラスの女子に漫画を借りて、本当にビビりました...
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