番外編3 ローヤル・レコード

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かつて存在したローヤル・レコードです。画像1〜4が第1回分と思われる新譜の中の2枚です。
ジャケットはいわゆる「ポケット・ジャケット」と呼ばれる仕様で、上品な作りになっています。
コピーライト表記が「66.1」となっていることから、1965年には創立されていたものと思います。
¥350 という定価は、この時代としては特殊ですね。(他社の歌謡曲シングル盤は ¥330 でした)

DPS方式(Dyna Pick-Up Sound System)による「完全な High.Fi Stereo」が売りだったようです。聞いてみると、音像は Left Center Right とくっきり定位しており、3トラックで録音されていたようです。分離がよく、音質もクリアですが、全体的なサウンドとしては自然な音場の再現と言うより、マルチ・モノに近い気もします。

歌謡曲のシングル盤がメインでしたが、LPもあり、ジョージ川口さん等の日本のジャズ・メンの録音もありました。

70年代に入ってからですが、増位山大志郎さん(大相撲の増位山関)の歌った「そんな夕子にほれました」が、大きなヒットとなりました。
レーベルはマキシムですが、ローヤル・レコードからの発売です。(MR-2012 1974年発売)
この曲は、後にテイチクのユニオン・レーベルから再録音・再発売されました。
(1977年3月25日発売 UC-39)

ローヤルには、他にオニオン・レーベルというのもあったようです。

詳細は定かではありませんが、1977年頃に消えていったのではないでしょうか。

#アナログレコード

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