Music Monthly 1960-1961年

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Music Monthly誌 1960~1961年です。
全体で64ページ構成、定価 ¥30 は継続されています。

画像1 1960年
画像2 1961年

1960年1月号には、珍しいカラー広告が出されています。(画像3)
これは年始の特別企画だったようで、単発に終わっています。

また、「トーン・ラッシュの時代」と称して、レコードやソノ・シート以外の
磁気媒体メディアが挙げられていますが(画像4)、
「ビクター・フォンテ」「シンクロリーダー」など、
名前を聞いても判らないものがあります。
コロムビアの「ステレオ・セブン」は、ポピュラー系で言うと
コンパクト盤のことです。こういったものが喜ばれるということは、
LP(30cm や 25cm)を買えない層がたくさんいた、ということですね。

キング・レコードやナガオカと提携したアンケート調査なども
行われていたようです。(画像5)
当時は、電蓄用の汎用ロネット針が広く使われていたと思いますが
サファイア針の ¥160 はともかく、ダイヤモンド針の ¥2,600 というのは
かなりインパクトのある価格です。

12月号は「特別増大号」として96ページ(¥30のまま)構成になっていますが、
平月は新譜リストに押され、記事をカットせざるを得ないという苦しさが、
編集後記にも綴られています。(画像6)

1961年になると、広告ページに多少上質の用紙を使うようになり、
他のページとは差別化が図られるようになります。
画像7は、1961年5月号のものです。

画像8は1961年8月号の編集後記ですが、発売日に関する説明が記載されています。

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