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Music Monthly 1958年
Music Monthly 1958年
創刊当時の Music Monthly誌です。
資料によると、1958年4月創刊とありますので、5月号は第2号に
なるのでしょうか。
発行は「月刊ミュジック社」で「日本レコード文化連盟監修」と記されています。
後者は、音楽文化の向上・発展に寄与することを目的とし、
蓄音器商組合員とメーカーによって組織されていた団体です。
蓄音器商組合は、1958年当時だと「全国レコード商組合連合会(全レ連)」
現在の「日本レコード商業組合(日レ商)」のことです。
おそらくレコード・メーカーが情報を提供し、特約店各店の共通冊子として
編集されたのでしょう。
表紙も、デザインや色づかいの違いなどから、その後のイメージとは
大部違っています。
ただ、同時期の「レコードタイムス」と比べると、かなり垢抜けている
感じですね。
誌面は記事等32ページ、新譜リスト32ページの64ページとなっています。
こうした紙面構成がとれた背景には、その後の時代と比べて新譜発売点数が
ずっと少なかったことがあります。
気になる点ももあります。
創刊2号(?)の58年5月号に「No.61」
という通巻ナンバーが記されています。
また、第三種郵便物認可の日付も「昭和31年(1956)7月17日」
となっています。
これは、全くのゼロ・ベースからのスタートではなく、
継承した既存資源があったということだと思います。
個人的には、日本楽器の「RECORD TIMES」を継承したのかも、
と推測しています。但し、通巻ナンバーはぴったりとは合いませんし、
あくまでも勝手な想像ですが……
店名印刷欄に「星光堂」の社名が見えます。
この時代は同社が卸事業に進出する前なので、商組合の会員として
こうした冊子も取り扱うことが出来たのでしょう。
(いずれ、「ミュージック・ガイド」誌を取り上げる予定なので、
その時に何故こんなことを言うのかをご説明致します)
#アナログレコード
#レコード資料
#MusicMonthly
look.summerhill
2022/03/02 - 編集済みMusic monthlyの4月号が手元にあります。巻頭挨拶で、今年(58年)1月で休刊となった音楽誌Musicが日本楽器東京支店と全レコード界のご支援でレコード新譜の総合月報誌として復刊したことを、記しています。日本楽器発行のRecord timesの存在をここで初めて知りましたが、56年5月号が39号ということで創刊号が53年3月とすると、58年4月号は60号となり合致します。やはりRecord timesが母体だったのですかね?ちなみに、目次のアーティスト写真は前年のヒット曲「ママ・ギター」の歌手、ドン・コーネル(コーラルレコード)です。
追伸。
Record timesが、Music誌と同じく58年1月で休刊したと考えて事です。謎多き事項です。
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chirolin_band
2022/03/02創刊号情報、ありがとうございます。継承元が58年1月号(多分No.59)をもって休刊、翌2月号と3月号は不発行とすれば、4月号がNo.60というのは、連続性があるということですね。
日本楽器「東京支店」と明記されているとのことですので、(YAMAHA)Record Times が協力したことは確かなのでしょうね。
ただ、巻頭挨拶を素直に読むと、直接的な継承元は「音楽誌Music」ということになると思います。この「音楽誌Music」というのは、私は知りません。
が、「創刊も休刊も同タイミングで、別々の冊子が発行されていた」というのは、何とも腑に落ちない話ですね……
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