RECORD TIMES(日本楽器)1954年

0

RECORD TIMES(日本楽器発行) 1954年

日本楽器東京支店(銀座のヤマハ)が発行した冊子です。
すでにご紹介済の「レコードタイムス」とは全く別物です。
サイズはB6に近いですが、横幅がやや大きくなっています

1954年1月号を見ると、中身は新譜紹介のリストのみで、記事やコラム等は
全くありません。ページ数も16しかありません。

がその後、業界ニュース,演奏者の紹介,曲目解説,オーディオ記事等
号を重ねる度にどんどん紙面を充実させて行きます。
高城重躬さんがオーディオ情報を連載されているのも目を惹きます。
個人的には、この方と吉田秀和さんは、
評論家の中でも他者とは同列に語れない存在だと感じておりました。

有料のレコード・コンサートなども開かれていたようで、
LPレコードを優秀な装置で聴くために、電車賃や入場料を払っても行く、
という層が一定数いたということなのでしょう。

RIAAカーブに統一される前のLPのカッティング特性が様々であったことは
良く知られていますが、イコライザー一覧表を見ると、大変驚かされます。

1954年12月号のページ数は58となっています。

#アナログレコード
#レコード資料
#RECORDTIMES

Default
  • File

    slimgaillard

    2024/11/26 - 編集済み

    こんばんは。凄いコレクション、情報量ですね。

    Mercury から発売された JPL-3 (Slim and Bam, Meade Lux Lewis) について教えてください。
    作成されている「国内盤レコードDB」を見ると、発売情報として Yamaha Record Times (1954.01) に記載されているとなってますが、「RECORD TIMES(日本楽器)」のことでしょうか ?
    おしえていただけると嬉しいです。

    返信する
    • File

      chirolin_band

      2024/11/28

      コメントありがとうございます。JPL-3 は、このページの画像の1月号に掲載されています。(左上の紫色の表紙)
      カタカナの「レコードタイムス」誌(レコードタイムス社)と区別するため、DB内では「Yamaha Record Times」と表記しております。ただ、この時代の情報精度は期待するほど高くはなく、発売タイミングのズレや、もしかすると発売されなかったかも?というものもあるようです。
      ご参考までに、掲載ページの画像を貼付致しますので、拡大するなどして御覧になって頂ければ、と思います。

      File
      返信する
    • File

      slimgaillard

      2024/11/28

      画像提供ありがとうございました。「国立図書館デジタルコレクション」に、昔のスイングジャーナルのデータがありました。評論家の方が、アーティストの紹介をしている記事の中に、LP発売は、1954年4月と記載されていました。予定通りには進まなかったんでしょうね.. 本当にありがとうございました。

      返信する