Microlite 0.488ct

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<鉱物の説明>
マイクロライトは、1835年に発見された。
ギリシャ語で「小さい」を意味する [Mikos] と「石」を意味する [lithos] から名付けられた。
和名はマイクロ石、微小石と言われる通り、“小さい”という点を表した命名になっている。
酸化鉱物に分類され、マイクロライトの中にはウラン不純物によるメタミクト化が起こる個体もあるらしいけど、
こちらのルースはその様な事はなさそう。

鉱物的特性を見ていくとまずは屈折率が高くなっている。
屈折率は2前後もあり、コランダム(1.7)、デマントイド(1.8)をも上回り、
スフェーン(1.9-2)と同等クラスの高さを誇る。
(メタミクト化した場合は若干屈折率は低くなる。)

比重に関しては結構重い鉱物となっている。
4以上で、そこそこに重い感じがある。
大きい結晶が少ないのに比重が重めであり、
カラット表記よりも体感かなり小さく感じるのはこの所為でしょうか。

<鉱物データ>
分類   酸化鉱物
化学式   (Na,Ca)₂Ta₂O₆(O,OH,F)
結晶系   立法晶系
へき開   不明瞭
モース硬度 5-5.5
光沢   ガラス、樹脂光沢
色    黄、赤褐、緑
条痕   黄
屈折率   2-2.2
比重   4.2-6.4

<その他コメント>
このマイクロライトは、御徒町で行われた7店舗ほどの合同個展にて購入した。
テーブルに黒い内包物があり、其れと一緒に研磨したらしい。
0.5ct弱と、マイクロライトの標本としては嬉しい大きさで、値段も安かったので購入した。
輝きには緑色を感じるけれど地の色は完全に黄色なので、
次は緑色のマイクロライトを手にしてみたい。

参考文献(敬称略)
Patrickvoillot https://www.patrickvoillot.com
Gemrock https://www.gemrockauctions.com
wikipedia https://ja.wikipedia.org

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