SUPERPOWERS AT WAR

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『SUPERPOWERS AT WAR』ゲームはNATOとワルシャワ条約諸国間での仮想の紛争勃発に続く西ドイツで行われる仮想の連隊規模戦役シナリオ2本でできています。
「ミュンヘンへの進撃」シナリオは紛争の初期に設定されています。
「ラインを渡れ」シナリオは紛争の後半、ワルシャワ条約軍がNATOの「前方防衛」ラインを突破したと仮定したところから始まります。

これはTSR社が発売した「Strategy & Tactics誌」100号の付録ゲームです。誌面中、ルール部分は16ページ、特集の歴史背景記事が7ページ、その他の関連記事が4ページとなっています。
現代戦としては標準的なシーケンスですが、ターン中の第1インパルスと第2インパルスでそれぞれイニシアチブを決定する点と、第1インパルスの戦闘はマストアタックで第2インパルスは攻撃側火力半減のメイアタックという点に特徴があります。マップはフルマップ1枚で、各シナリオの地図がマップの半面ずつに描かれています(使いにくい)。コマは両面印刷で片面が「ミュンヘン」用、逆面が「ライン」用です。
戦術核は使用の許可、使用後の政治的影響どちらにもランダム要素があり、多数使うと政治的に負けやすいですが、単発なら使い得な印象です。
残念ながらコマの数値に誤りがいくつかあってプレイしづらい状態です。

#第三次世界大戦 #西ドイツ戦線

ターンスケール: 1ターン=1日
マップスケール: 1ヘクス=4㎞
ユニットスケール: 1コマ=大隊~連隊

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