煙水晶 (smoky quartz) 田上 #0442

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水晶(石英)は二酸化ケイ素の結晶ですが、地中の自然放射線によって結晶格子中のケイ素を置換した微量のアルミニウムイオンの電荷が変化し広範囲の波長の光を吸収するようになることで、より暗い色になるといわれています。背景はソフトウエア処理しています。

滋賀県大津市南部の田上(たなかみ)地区から大石地区にかけて連なる標高400m~600mの山々を総称して田上山(たなかみやま)といいます。この地域は福島県の石川地方、岐阜県の苗木地方と並び日本三大ペグマタイトと称され、特に明治時代以降大量の水晶やトパーズが採掘されました。

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