Megarodon メガロドン この不確定な怪物は存在したか?

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前期中新世から鮮新世にかけて、年代数字では約2,300万年前から360万年前に地球のほとんどの海域に繁栄していた絶滅種のサメ。魚類として史上最大級の捕食者とされている。推定の体長はほとんど何の根拠もない。サメの骨格は歯以外は軟骨であり、化石として残るのは難しい。だから発見された極めてホオジロザメに似た形状の歯の中で最大級のものがみっしり並んでいる顎を想定すると20メートルと言いうバカみたいな数値がでる。歯にはその部位によって大小があるものだから、この推定は乱暴の極みだろうね。(映画はこれを採用するよな。)
でも、逆に言うと体が軟骨でできているということは、当時の温暖な海水温の中で環境さえ許せばどこまででかくなるか、わからない。
例えば現代のホオジロザメを当時の高温の海水と豊富な獲物もまた大きく育つ環境の中に置いたとしたら。それはかなりメガロドンに似たイメージになるのではないか。
メガドロンは絶滅したのではなくて、環境の激変によって成長が抑制され、ホオジロザメへと適応進化を果たしたのではないか。
僕が、かなり以前に描いたこのメガロドンの想像図は、どこかで見たことがある人が多いかもしれない。この絵は恐竜ではないのにやたらあちこちのwebで見る。よく注意してみると当初の画像に修正を少しずつ加えているのだけれど、今ほどコピーライトに注意を払っていた時期ではなかったため、作品の露出度が高い(⊙_⊙;)。

ま、どんなに頑張っても説得力はない。でっかい歯しか残ってないんだから。
メガロドンは今も存在する。凄く縮んだけど、今も恐れられるホワイトポインテッド・シャーク(ホオジロザメ)として。

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  • 考えてみれば住むところが違うから見落とされがちですが白亜紀で最大最強の肉食生物はティラノサウルスではなく鮫なんですよね。

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