山形県西村山郡西川町間沢 見立鉱山 黄銅鉱・紫水晶スライス標本

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見立鉱山は銅・亜鉛・鉛を採掘していた鉱山で、昭和41年まで稼働していました。現在ではもちろん閉山しているため、当地の鉱物の採取は困難。

こちらは古くに採取されたもののスライス標本。紫水晶ではありますが柱面、錐面は確認できず、紫石英を切り、中身を確認しやすくした、という感じのもの。黄銅鉱部分の金色がよく分かります。灰色部分は石灰岩で、僅かな脈に石英が充填され、全体も石英になった、またその一部が紫石英に変化したようです。

クラスターの水晶もあるようですが、まだ見かけたことはありません。中央部分の隙間を見ると、微細な単結晶が見えます。

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