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THE CRY OF LOVE
ジミ生前の全作品はあえて形容すればサイケデリック・ロックだと思うのだが、レッド・ツェッペリン大成功後に編集された本作は‘ゼップ’に対抗するかのようなヘビーファンクとも言えるし、正真正銘のハードロック・アルバムにも聴ける面白さがある。
3.“Ezy Ryder”には、バッキング・ヴォーカルでスティーヴ・ウィンウッドとクリス・ウッド、ドラムでバディ・マイルスが参加しているが、アルバム中最もへヴィーなサウンドが聴かれるナンバーです。
5.“My Friend”はブルースハープが印象的な曲です。Jimiの魅力のひとつであるミディアムテンポのブルースで、適度な軽さもよく、あとスティーヴン・スティルスがピアノで参加しています。
ロッド・スチュワートがカヴァーし、ヒットにつなげた8.“Angel”は、Jimiの名曲のひとつで、ドカドカと迫力あるドラムもいい。「ああ天使よ、永遠に君と共に過ごそう」という予言的な歌詞も、当時は話題になりました。リフがカッコいい9.“In From the Storm”。後のハード・ロック・バンド(Black Sabbathとか)に多大な影響を与えたのでは?例によって、ギターが宙を舞い、曲はアップテンポに移行して白熱の展開に…。
ちなみに、「クライ・オブ・ラヴ」は、1970年のアメリカ・ツアーのときのバンドにジミがつけた名前です。