Pseudophillipsia azzouzi

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チュニジアは、2015年のバルドー国立博物館の銃乱射事件の記憶は新しいものの、カルタゴ遺跡を始めとする多くの有名な世界遺産があり、比較的安定した政情から日本から行きやすいアフリカの一つです。チュニジアの化石シリーズで、6種類の切手がシリーズ化されています。Pseudophillipsia azzouziという種類は、聞きなれないのですが、[Trilobiten weltweit]75pを見ると石膏の模型と思われる写真があり、チュニジアで確かに産出しているようです。ペルム紀の三葉虫は、世界的にもとても貴重で、知る限りアフリカで唯一確認されているペルム紀の三葉虫かもしれません。他のシリーズの図案もそうですが、左側にチュニジアの地図があり、産出場所が記されていると見えます。三葉虫本体の図案に目を移してみると、良く知るPseudophillipsiaとは少し違う気がします。想像ですが、基本尾部しか産出しないため、尾部は正確に描写されていますが、胸部や頭部は想像で描いているのではないでしょうか?特に頭部の曖昧な模様がその様に感じさせます。

200/Mediterraneotrigonia cherahilensis(トリゴニア/白亜紀)
280/Numidiopleura enigmatica(硬骨魚類/鮮新世)
300/Micreschara tunisiensis(巻貝/鮮新世)
500/Mantelliceras pervinquieri(アンモナイト亜綱/白亜紀)
1000/Elephas africanavus(長鼻目/鮮新世)

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    Trilobites

    2020/06/12

    ORM
    北アフリカは三葉虫はせいぜい石炭紀までの印象でしたが、ペルム紀もない訳ではないんですね。石炭紀より以前なら、胸部だけが凹んだような妙な形もありでしょうが、ペルム紀ならこんな形の種はいなさそうで、おっしゃるように想像なんでしょうね。(11月01日)

    > ORMさん  尾部しか見つからない様な産状で、余り情報が無いまま、他の産出地のPseudophillipsiaの参考図等、文献を確認せずに復元画を作ったんだと思います。頭部を見れば有り得ない形状なのは、三葉虫に少しでも知識があれば分かると思います。1980年代初頭は、今の様にネットで調べたりできないので、手元に資料が無ければ想像で描くしかなかったのでしょうね。(11月01日)

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