- Trilobites Museum
- 6F Permian period
- Pseudophillipsia kiriuensis
Pseudophillipsia kiriuensis
群馬県桐生市の三葉虫は、三葉虫とは無縁に思える関東地方から、1973年(昭和48年)に発見されました。隣接するエリアの栃木県佐野市葛生からも後に三葉虫は発見されましたが、関東地方では貴重な三葉虫産地です。産出は当時も多くは無く、更に尾部のみや頭鞍などの部分しか発見されなかったそうです。現在では、三葉虫そのものが見つからなくなり、幻の化石となっているそうです。
[Left side:Glabella,Right side:Pygidium]
Trilobites
2020/08/12ORM2018年12月08日 14:45
世界的にも少ない絶滅寸前の貴重な三葉虫ですね。
この種は調べてみると、1973年に津久原付近のペルム紀層の地質調査を行っていた際、科博の研究員の方が偶々発見した種なのですね。三葉虫の発見は、既知の種であっても、貝だの植物化石だのとはレベルが違いますから、まず出ないと錯覚していた関東での、最初の発見者の方の驚き様が目に浮かびます。
2018年12月08日 23:34削除
> ORMさん
ペルム期中期は、ほぼ最期の三葉虫ですからね。日本がその様な貴重な産地が点在するという事はコレクターとしても嬉しいですね。発見のエピソードは、検索でかかりますし、当日も新聞でニュースになった様です。科博の研究者は、他の産状からペルム紀で目星はついていたんでしょうが、日本三葉虫史で大発見の一つになると理解してたんでしょうね。資料的価値は高く、私が持つより郷土で保管が良いと思います。