-
1936 USSR ガイシの切手
ピオネールと呼ばれる少年団員たちが、共産党政治の尖兵となった時代のソ連の切手です。 ガイシがあるからゲットしたけれど、最初は謎な図柄でした。調べると、幼い子供が石を投げてガイシや通信電柱を壊して遊んでいるのを、ピオネールの少年が止めている場面でした。電柱を遊びで壊した子供が、ソ連にはたくさんいたのでしょうか?? 一色の印刷ではよく分かりませんが、注意する少年は赤いスカーフをしていたのですね。ピオネールのウィキ記事(日本語) https://tinyurl.com/5n8xjdn7 3枚目は、電線に絡まった凧の糸を外している図。これも、社会のインフラを守る任務ですね。4〜5枚目は、郵便箱に鍵をつけているピオネール団員。1936年という時代、配達される郵便を守る必要があったようです。 発行国:ソ連 発行時期:August 1936 切手タイトル:Pioneers 図案: 3k & 5k / Pioneer preventing another from throwing stones 10k / Pioneer disentangling kite-line from telegraph wires 1k & 2k / Pioneers securing Letter-box 制作:design / V. Zavyalov #切手 #ガイシの切手 #ガイシ #鉄塔の切手 #ソ連の切手 #ソ連 #通信の切手 #通信 #ピオネール #stamp #insulatoronstamp #postagestampussr #telecommnunicationnstamp #telecommnunication #pioneer
切手 ヨーロッパ切手 グラビア印刷tomonakaazu
-
1932 Belgium 飛行の切手
このベルギー切手は、著名な気球飛行をすぐに記念した稀な例です。1932年の5月と8月に宇宙線やオゾンを研究するために揚げられた気球が、同年の11月に切手になりました。 直径が30メートルもあったというこの水素気球を開発し、自ら空に上がった気象学者で冒険家のオーギュスト・ピカール(1884-1962)は、2度目の実験で上空16000mの成層圏に到達したようです。 https://tinyurl.com/5c2rv2tx この↑ウィキ記事に載るピカール氏の写真をみて、この雰囲気は見覚えがあるような、、?と思ったら、タンタンに出てくる天才科学者のビーカー教授のモデルでした。画像4枚目はタンタンのオフィシャルサイト(日本語版)に紹介されているものです。 http://www.tintin.co.jp/cast/tornesol/cast_01.html 一色刷りの凹版切手で色などは分かりませんが、この気球の詳細が載った記事でも写真は白黒(1932年ですからねー)。読むと、なんと危機の多い旅!と驚きますが、搭乗者がかぶっていた籠製のヘルメットは笑えます。 https://ja.wikipedia.org/wiki/FNRS-1 発行国:ベルギー 発行時期:26 November 1932 切手タイトル:Ballon Piccard / 27 May 1931 & 18 April 1932 図案:水素気球FNRS-1/国立科学研究基金 制作者:design & engrave / Jean De Bast #切手 #飛行の切手 #ベルギーの切手 #ベルギー #気球の切手 #航空 #気球 #ガス気球 #観測飛行 #ピカール #stamp #aviationonstamp #postagestampbelgium #belgium #aviation #balloon #gasballoon #piccard #observationflight
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1938 France 飛行機の切手
19世紀のフランスで飛行を試みたクレマン・アデールの肖像と、背後は実験第2期の試み「アヴィオン III」のようです。 クレマン・アデール(ウィキ日本語) https://tinyurl.com/3nnz6pzp 左側(飛行機前方)に機体から2本突き出た構造と、先にプロペラが2セット見えます。「1977 Czechoslovakia 飛行の切手 02」切手の真ん中に描かれた黄色い飛行機が実験第1期の「エオーレ」で、その時には大きなプロペラひとつだったので、改造のプロセスがうかがえて面白いです。 https://muuseo.com/tomonakaazu/items/498?theme_id=45069 プロペラの羽や支える構造体など精緻な凹版画は、虫めがねでしばらく鑑賞できる良い仕事です。 発行国:フランス 発行時期:16 June 1938 切手タイトル:Air pioneer Clément Ader 図案:Clément Ader and Avion III(Éole III) 制作者:engraving: Ouvré #切手 #飛行の切手 #フランスの切手 #フランス #航空 #飛行機 #クレマンアデール #初期航空機 #stamp #aviationonstamp #postagestampfrance #france #aviation #airplane #clementader #earlyaviation
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1930 Iceland ドラゴンのいる切手 02
アイスランドに上陸したバイキングが土地の名前を決めているところ、とカタログで説明される一枚目。フチの模様が、抽象化されたドラゴンと思われます。それじゃぁ胴体が結び目だし、、という感じのケルトな(?)模様が美しいです。 2枚目は議事をした家。これにもフチに幻獣や人が描かれていて、右上がドラゴンではないかと思いますが、左上は羽が鳥みたいだし、違うタイプの動物のようです。建物の上には、ルーン文字も見えます。 3枚目の逆三角形の切手には、ドラゴンはいません。フチ模様は、たぶん鳥系の幻想の生き物ですね。 発行国:アイスランド 発行時期:1 January 1930 切手タイトル:Parliamentary Millenary Celebration 図案:Naming the island / parliament house / AIR 制作者:frame design: L. Hesshaimer 印刷:Offset-litho #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #アイスランドの切手 #アイスランド #バイキング #stamp #dragononstamp #postagestampiceland #iceland #viking
切手 ヨーロッパ切手 オフセット・リトグラフtomonakaazu
-
1930 Iceland ドラゴンのいる切手 01
ドラゴンの船首をつけたバイキング船が、アイスランドを見つけた航海。1000年前のアイスランド政府の樹立を記念した切手です。荒波を超えて行く船の様子が勇ましい図柄。切手のフチにも、紋様化された動物がいて、やはりドラゴンだと思われます。 2枚目は、Thingvellirという土地に上陸してキャンプを張った時の情景。テントの入り口の上や棟の上にもドラゴンが飾られています。 国名や額面の書体がくるくるして楽しい、当時としてはかなり華やかだったシリーズから。すべて集めると16枚になるようですが、わたしは5枚しか持っていません。 発行国:アイスランド 発行時期:1 January 1930 切手タイトル:Parliamentary Millenary Celebration 図案:Discovery of Iceland / viking longship 制作者:frame design: L. Hesshaimer 印刷:Offset-litho #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #アイスランドの切手 #アイスランド #バイキング船 #stamp #dragononstamp #postagestampiceland #iceland #longship #viking
切手 ヨーロッパ切手 オフセット・リトグラフtomonakaazu
-
1933 Italy 飛行艇の切手
国名やEspressの書体がアールデコでかっこいいこの切手も、双胴の飛行艇「サヴォイア・マルケッティ S.55」が描かれています。枠の替わりにあるような両側の柱のような装飾と、雲や空が抽象化されているのに翼の上のエンジンは細かく描かれた、不思議なバランスの構図。 デザインは丁寧なのに、印刷所の人がちょっと怠けて、図柄が紙の真ん中に収まらなかった(not well centred)なのが、愛嬌ではあります。 発行国:イタリア 発行時期: 20 January 1933 切手タイトル:AIR Express 図案:Flight of Savoia Marchetti S-55A flying boat 印刷方法:グラビア 制作者:design: A. Ortona #切手 #飛行艇の切手 #イタリアの切手 #イタリア #航空の切手 #航空 #飛行艇 #stamp #flyingboatonstamp #postagestampitaly #italy #earlyaviation #aviation #flyingboat
切手 飛行機 ヨーロッパ切手tomonakaazu
-
1933 Cyrenaica 飛行艇の切手
キレナイカという聞き慣れない場所から発行されたこの飛行艇の切手は、アフリカ北部、今のリビアが1911年から34年までイタリアに占領されたいた時代のものです。空を制覇して、ちょっと人口が増えすぎだったイタリアから人を移住させようとした、そんな頃。 イタリア領キレナイカ(ウィキ記事) http://tinyurl.com/mpkkytw2 描かれている編隊は、1926年のギリシャ切手でも紹介した双胴の飛行艇「サヴォイア・マルケッティ S.55」ですが、少〜しだけバージョンが違うようです。見る角度によっては、ずいぶん印象が変わるのだなぁ、、と思う構図ですが、これは下から見上げているキレナイカ在住イタリア人の安心と、地元民の恐怖との両方を狙っていたのでしょうか。 http://tinyurl.com/sxkat92r 切手タイトルにある「バルボ」は編隊を組んで大西洋を渡った空軍の大臣の名前のようです。翼の上にあるエンジンが細かく描かれています。 モダンなフォントで装飾され、星座も入った可憐な2枚。かなり以前にイタリアでゲットしたものですが、今では少しだけレアなようです。 発行国:イタリア領キレナイカ 発行時期: 1 June 1933 切手タイトル:AIR / Balbo Transatlantic Mass Formation 図案:Flight of Savoia Marchetti S-55X flying boats 印刷方法:グラビア 制作者:design: C. Mezzana #切手 #飛行艇の切手 #キレナイカの切手 #キレナイカ #航空の切手 #航空 #飛行艇 #stamp #flyingboatonstamp #postagestampcyrenaica #cyrenaica #earlyaviation #aviation #flyingboat
切手 飛行機 グラビア印刷tomonakaazu
-
1939 France 矢印のある切手
フランスの軍事を支えたエンジニアたちを讃える切手。描かれているのはたぶん第一次世界大戦の、戦場になった塹壕の中で、通信や物資供給のために働いた技士と思われます。その塹壕風景の外には、通信の電柱や列車と一緒に有刺鉄線やシャベル、もっと以前の騎士の甲冑やダイナマイトのようなものあって、歴史を通じて、技術者たちに光を当てようとしているようです。 矢印は、切手上部の「postes」の両側にジグザグと一緒に3本ずつ。 この切手が発行されてから一年と少しのちに、ドイツがフランスを占領して1944年まで居座ったと思うと、少し切なくなる図柄ではあります。 発行国:フランス 発行時期:3 April 1939 切手タイトル:To the Glory of French Military Engineering 図案:Military Engineer 制作者:design & engrave: J. Piel #矢印の切手 #矢印 #フランスの切手 #フランス #鉄道 #通信 #arrowonstamp #arrow #postagestampfrance #france #transportonstamp #telecommunication #train
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1937 France ガイシのある切手
流線型のかっこいい列車ですが、煙を出していて、蒸気機関車だったらしい。いろいろな技術がどんどん発達していく、変わり目に出た!という疾走感があります。 フランスの「Mallard」という列車(fantaさんの10Fその他切手にある列車の切手を参照して)では?と調べましたが、顔つきが少し違っていて、この列車はカタログに記されている「Nord Streamlined」というスタイルのようです。いろいろ読むうちに、大きさの違う車輪を並べた4-6-2とか2-6-2とかの「ホワイト式車輪配置」を読みだしてしまい、もどってくるのに時間がかかりました、、。(https://tinyurl.com/53sdjth4) あ、ガイシ! 画面右端の電柱に、かわいいキノコみたいなのが5つ、仕事をしています。 発行国:フランス 発行時期:31 May 1937 切手タイトル:13th International Railway Congress 図案:Nord Streamlined steam locomotive 印刷方法:凹版印刷 intaglio 製作者:design & engrave: Degorce #ガイシの切手 #フランスの切手 #鉄道の切手 #列車の切手 #insulatoronstamp #postagestampfrance #railwayonstamp #trainonstamp
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1936 Algeria 灯台の切手
灯台がメインではないけれど、港に面している様子が描かれています。フランス本土から発行していたこの頃のアルジェリアの切手は、精緻な凹版とフチの装飾が美しいです。 発行国:アリジェリア 発行時期:April 1936 図案:Admiralty and Penon Lighthouse 印刷方法:凹版印刷 intaglio 制作者:engrave: G. Hourriez 灯台は、アルジェの港に面して海軍本部の隣に建っています。アルジェは、さすがに地中海の海洋都市という長く複雑な歴史を誇る街ですね。 https://tinyurl.com/j665btbk #灯台の切手 #アルジェリアの切手 #港の切手 #lighthouseonstamp #postagestampalgeria #portonstamp
切手 アフリカ切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1935 Chile 矢印の切手
まだ船の面影を残している、1935年当時には最新のデザインだったと思われる飛行艇と、方位磁石の針が図案ですが、そのうちの一本が少し立体的は太い矢印になっている♡。それがどこか、目印になる星をさしているのは、背景の夜空から推測できます。 小さな飛行艇のならぶフチ飾りもキュートな、茶色の一色印刷なのにワクワクする切手です。セットはカラフルで楽しいので、あと3枚も足しました。 発行国:チリ 発行時期:1935 図案:飛行艇と方位磁針 印刷方法:凹版印刷 intaglio 製作者:printer: "Valued species workshops" in Santiago, Chile この飛行艇がどのモデルだったのかにも興味がありますが、調べると時間がかかりそうなので、それは専門の方の見知を待ちましょう。 #矢印の切手 #チリの切手 #航空史の切手 #arrowonstamp #postagestampchile #earlyaviationonstamp
切手 中南米切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1939 Equador ガイシの切手
羽根のついた郵便ホルンと電撃ジグザグのうしろに控えているのが、電柱に取り付けられたガイシです。一色刷りで普段なら見逃すような存在ですが、これが今のところ一番古いガイシ切手です。 発行国:エクアドル 発行時期:1939 切手タイトル:Post and Telegraph office of Guayaquil 電報や電信の事業はわりと多くの国で、最初から郵便局が担ったようですね。 #ガイシの切手 #エクアドルの切手 #通信の切手 #insulatoronstamp #postagestampequador #telecommunicationonstamp
切手 中南米切手 1930年代tomonakaazu