1962 Ghana ガイコツの切手

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広島に生まれて家族に被爆者がいた身として、8月6日と9日、そして終戦の15日までは、短い期間ではあるけれど、原爆と戦争と平和について考えよう、と毎年思います。なので今日は、ガーナの首都アクラで行われた「爆弾のない世界を考える会議」を記念した切手の紹介です。

すでに昨年ですが、映画『オッペンハイマー』を観て、少しだけでも原爆被害を受けた2都市のリアルな様子を、世界に見せるべきだったのでは?と思ったのです。抽象的な被曝の描写があったけれど、あれではオッペンハイマー博士の苦悩すら、オブラートに包まれた印象が否めず。

この切手はガイコツを被曝雲に重ねた惨劇の表現。続く2枚目と3枚目には、鳩やオリーブの葉を持つ手など平和の象徴が登場。平和会議を主催したガーナは西アフリカにあり、3枚目の切手の真ん中にある黒い星が、国旗からのモチーフです。

発行国:ガーナ
発行時期:June 1962
切手タイトル:The Accra Assemble - the World without bomb
図案:爆撃雲が頭ガイコツ

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    8823hayabusa

    2024/08/07 - 編集済み

    6日の平和公園で行われた式典をずっと観ていました。 

    母方祖父は尾道警察署の警部補で、原爆投下の翌日に駆り出され、救護手続きやらしていたのですが『入市被爆』し、数年後から体調が悪化して壮絶な闘病生活〜死去しました。

    79年経って存命の方も少なくなり、また記憶も風化しつつありますが、同じく6〜15日は改めて考えております。

    黒いキノコ雲と骸骨も不気味さを著していますね。

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      tomonakaazu

      2024/08/08 - 編集済み

      hayabusaさん、コメントをありがとうございます。

      お仕事で駆り出され、入市被爆された方も、きっとたくさんいらっしゃるのですね。。近くで見知った家族にはいつまでも記憶に残るけれど、体験した方たちはどんどん高齢化し、亡くなって、記憶が薄れていくのが事実ですね。

      今度は、イスラエルの不招待に抗議する国が、明日の長崎での式典に参加しないとかニュースで言っていますが、イスラエルを呼ばない長崎市長は正しいとわたしは思います。まったく、世界は殺戮に対して寛容すぎる。

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    fanta

    2024/08/07 - 編集済み

    原子雲の切手は、
    あまりなさそうなのですよね。
    私も1枚持ってるだけです。

    これは、ドクロの顏が雲に表されるという…
    なんともストレートと言いましょうか、
    でも明示的な切手ですね。

    私も毎年の式典は極力見てきましたが、、
    ここ最近に至って、最もその恐怖が迫ってる世界情勢なのには…言いようもなく思います。

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      tomonakaazu

      2024/08/08

      >>ここ最近に至って、最もその恐怖が迫ってる世界情勢なのには…

      まったくもって、考えると暗澹たる気持ちになりますね。目を覚ませー!と世界に訴えられるのは、体験国の日本だけです。記憶を風化させないために、何ができるのでしょうね?

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      fanta

      2024/08/09

      戦争の記憶を風化させないためには…
      私も時々考えます。。
      でもって答えがなかなか見つからない💧

      なぜかと言うと、結局のところ…
      追体験ができないから?なのだと思ってしまいます。
      体験を聞いても、悲惨な状態になった遺物を見ても、自分ごととして残らないからなのだと…💧
      また話を聞いても、五感で体感できるものでもないので、ただ聞くだけになってしまう…
      とも思われる。

      古代から戦争してきた、
      してこれた💦のは、その世代ごと体験がないから繰り返されるのでしょう。

      どの時代でも“戦争はいかんよ”
      と伝えた人がきっといたでしょうにね…😔

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