-
- Kitte and Ephemera Museum
- 6F 飛行と航空の切手
- 1977 Switzerland 飛行の切手
1977 Switzerland 飛行の切手
飛行の黎明期には、世界中で同時多発的に試みがなされ、実は各国にヒーローが存在します。スイスの「飛行の草分け」シリーズから、気球は描かれていないけれど、気球にぶら下がった籠と、気球パイロットで空中写真のパイオニアだったエドワード・スペルティーニの切手。数多くの記録写真を残しましたが、第一次世界大戦で制約がかかり、戦後は飛行機や飛行艇が空を席巻して、寂しい晩年をおくった人のようです。
切手には気球バスケットに、ロープや旗のようなものが細かく描かれ、籠の上には「輪っか」があります。薄く切った木材を蒸気で柔らかくして輪の状態に成形し重ねて接着した、初期の「成形合板」で作られたこの輪が、ガス気球とバスケットを繋ぐ構造。
画像2〜5は、我が家の壁に掛かったこの頃のガス気球の「輪」です。家人がむかし熱気球のパイロットだった時期があって、古物市で見つけた時に我慢できずにゲット、専用のフックを作りました。輪の直径が66センチと意外と小さいですが、精緻なロープ組みには帆船時代のDNAを見ます。
発行国：スイス
発行時期：27 January 1977
切手タイトル：Swiss Aviation Pioneers
図案：Eduard Spelterini and balloon basket
制作者：design / K. Wirth, engraving / K. Bickel
#切手 #飛行の切手 #スイスの切手 #スイス #航空 #飛行機 #気球 #ガス気球 #スペルティーニ #stamp #aviationonstamp #postagestampswitzerland #switzerland #aviation #balloon #gasballoon #spelterini
fanta
7 days ago - 編集済み気球で使われた“輪っか”
熱を加えて曲げていく技術は…日本の、
曲げわっぱみたいな伝統技法を感じます😃
身近なトコだと、
曲げわっぱな弁当箱だったり、木製の茶筒だったりしますが。
＞帆船時代のDNA
いーい響き👏😆
確かに…!ヒトは知ってる世界からしか応用できませんから、時代の知恵をヒントにしたと思われますね~♪
8人がいいね！と言っています。
tomonakaazu
7 days agofantaさん。
＞＞曲げわっぱ
まさに、それです。どれくらい昔から日本では、曲げわっぱが作られたのでしょうねー。
ヨーロッパでは、蒸気で木を曲げる家具は1850年ぐらいから、さらに層になったレイヤーを貼り合わせる成形合板は1920年代ぐらいから、家具などに使われていますが、きっと帆船や馬車などでは、もっと早くから使われていたのでは？と想像するのです。
フランス北部のルーオン郊外にあるロープ製造所に行ったとき、その規模の大きさから、大航海時代にロープ作りは一大産業だったのだなー、と知りました。
9人がいいね！と言っています。
fanta
7 days ago曲げわっぱ（秋田のですね）は17世紀くらいから、武士の内職で…と出てきますね😊
秋田の工芸品としてよく見かけます。
木材加工の技に、日本らしさを感じてみたり。
大航海時代…ってロマンだなぁ~♪
5人がいいね！と言っています。
tomonakaazu
6 days agoおぉ、すでに17世紀ぐらいに。。
そんな歴史がありますか。
fantaさん、調べてくださって感謝です♡
2人がいいね！と言っています。