1983 Cuba 飛行の切手

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これも有人飛行200年を祝う切手で、キューバからの発行です。fanta館長の「気球切手」ルームに6枚セットが紹介されている中の一枚。
https://muuseo.com/collectoiz/items/61?theme_id=15833

5つの気球をつなげたこれは、フランス人技術者ユージーン・ゴダールが1850年に上げた気球で、当時は「空のアクロバット」と呼ばれたそうです。この他にもいろいろな組み合わせを試し、2枚目の画像は1855年のパリでの飛行の様子。他にも、暗室を作って上空で写真を現像したり、50人以上の乗客を乗せたりして人々を驚かせ、ジュール・ヴェルヌの冒険小説『気球に乗って五週間』(1863年)に影響を与えたらしい。

ゴダールは10カ国で2,500回におよぶ飛行を繰り返し、使ったのはガス気球、水素気球、蒸気飛行船など。海外の活動の一つがキューバだったので、この記念シリーズに選ばれたようです。1878年には「1983 Djibouti 飛行の切手 02」で紹介したアンリ・ジファールと共労してパリ万国博覧会の上空に気球を飛ばし、1885年には世界初の気球競技会をパリで開始。そんな飛行活動の間にも、1866年にOptical Telegraph System (光学電信システム)を作って通信の発展に貢献したという、、、超人でした。

画像3枚目は、サイエンス・ライターだったルイ・フィギエによる1868年の肖像。ピンと横にのびた髭がdashingです。

発行国:キューバ
発行時期:1983
切手タイトル:Bicentenary of Manned Flight
図案:Balloon by Eugène Godard 1850

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