パンタグラフとは?
路線の真上に張られている給電用の電線である架線に接触し、車両に電流を導き入れる装置。電車や電機機関車の屋根に取り付けられている。このような集電装置はいくつか種類があるが、その中でも高性能であることからパンダグラフの普及率が最も高いとされている。「ひし形」と呼ばれるタイプを採用しているものがほとんどだったが、最近の新型電車のパンタグラフはひし形をほとんど採用しておらず、「シングルアーム式」と呼ばれる「く」の字になっているものが増えた。ひし形パンタグラフに比べると部品の数が少ないため製造費が安く、軽量化を図ることが可能になった。車両が軽くなるため、レールに与えるダメージも少なくなり、線路のメンテナンス費も抑られるといったメリットがある。