チャーチルは語る
河出書房新社 2018年
言葉を最大の武器とし、演説の名手でもあったチャーチルの経験、考え、困難の足跡をたどる。
チャーチルの少年時代の回想をはじめ、従軍記者時代に書いた新聞や雑誌の記事、選挙戦や議会な足跡を残したか、あらためて知ることができる。本書のように少年時代の回想から晩年の演説にいたるまでを網羅し、200篇もの原稿を年代順にまとめた作品は、日本では類がない。チャーチルは「言葉の力を知り尽くし、巧みに使いこなした」と、編者の序文に記されている。ルの最大の武器だった。本書は、チャーチルの偉大な足跡を彼自身の言葉でたどる作品だと言える。