ペレグリンファニチャー×バリスティクスの「ファイヤーフライテーブル」は唯一無二の“光る”折りたたみテーブル

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取材・文/小田巻美穂子
写真/佐々木孝憲

今回はペレグリンファニチャーとバリスティクスとのコラボアイテム、サイトテーブルとして最適な折りたたみ式テーブルをご紹介。ユーザー目線での光る機能がニクい! エクディシスベンチに次ぐ人気ギアです! 

What's this?

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コンパクトなミニテーブル「ペンギンテーブル」をベースに、四隅に星型の彫りを入れたバリスティクスとのコラボモデル「Firefly table(ファイヤーフライテーブル)」。星型の溝には自発光体(夜光樹脂)が流し込まれており、暗やみで青白く光るようになっている。浮かび上がった光がキレイなのはもちろん、ぶつかったりつまづいたりしにくくなるという利点も。レジャーシーンではもちろん、屋内でのキッチンやリビングなどに置くサイドテーブルとしても最適な一品。

実用的でデザイン性も抜群。暗やみで光る4つのホタル。

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「ペレグリンファニチャーの見城さんとは仕事でもお付き合いがあって”ウイングテーブル”をリリースされた時から度々リースさせていただいています。今回のファイヤフライテーブルもそうですがバリスティクスさんとのコラボレーションモデルはいつもユニーク。かといってすごく尖った感じでもなく、ほかのアイテムとも組み合わせやすい。定番モノとちょっと差を付けたいときにフィットします」

ファイヤーフライは“ホタル”の英名。天板の四隅をレーザーで星型に掘り込み、そこに自発光体(夜光樹脂)を深く流し込んだ後、フラットに面取りして仕上げている。晴天時の太陽光で数十分間、ハンドライト(なるべく強力なものがお勧め)で数十秒間蓄光させることで、青白くはっきりとした星が浮かび上がる仕組み。

「ただ光らせるだけじゃなくてわざわざ星型にするという発想力がすごいなと思います。テーブルとしてはメインというよりはサブテーブルといった大きさですが、小さいので使い方の自由度もあるのかなと思います。キャンプサイトで目立つことは間違いないです!」

四隅に彫られた星マーク。樹脂が流し込まれているのがわかる。

四隅に彫られた星マーク。樹脂が流し込まれているのがわかる。

暗闇でテーブルを広げても、四隅が光るので使い易い!

暗闇でテーブルを広げても、四隅が光るので使い易い!

テーブルの四隅に施された暗闇で光る星。

テーブルの四隅に施された暗闇で光る星。

青白いはっきりした状態で約30分〜1時間、そこから減光した白い光の状態で8時間〜12時間程光り続ける。※温度や条件によって異なる

アウトドアで使うことを前提にしているから機能的でミニマル。

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「これは実際に手に取ってみないとわかりにくいのですが、天板の板が絶妙な厚さなんです。一般的にイメージする木のテーブルに比べたら薄めで、しかも板材の幅が広めと狭めが組み合わされているんです。あと四つ角だけ大きめに切り落とされていたりします。パッと見ではわからない、ものすごい“わざわざ感”ですよね。こういうところもお気に入りの理由です」

天板は45cm四方の正方形。天板の板材はすべて四隅が切り落とされているが、四つ角のみ引っかかりを防ぐために1.5cm切り落としたデザインになっている。

「あと、サッと取り出してパッと広げられる。しまうときも簡単に折りたためてコンパクトになる。軽いので持ち運びも手軽にできます。カッコ良ければ少しの不自由は目をつぶれるみたいな流れもありますが、アウトドアで使うならやっぱり機能的であることは大事だと思うんですよね。見た目はスタンダードですが、ディテールはありそうでない工夫が詰まっています。天然木なので、経年変化も楽しめるギアです」

木の表情とも言える杢目(模様)を活かすためにデザインは最小限に。杢目は木によって違うので、ある意味唯一無二。機能的でミニマルなデザインは自然の中に無理なく溶け込み、永きに渡って愛用できる一品となることは間違いない。

よく見ると幅の広い板と狭い板が組み合わされているのがわかる。また四つ角のみ大きめにカットされている。

よく見ると幅の広い板と狭い板が組み合わされているのがわかる。また四つ角のみ大きめにカットされている。

軽いので男性であればここまでラクに持ち上がる。

軽いので男性であればここまでラクに持ち上がる。

MuuseoSquareイメージ

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折りたたむ時は天板をスッと上に持ち上げるだけ。折りたたんだ状態はフラットなので、車への積み込みや家での収納にありがたい設計。

ペレグリンファニチャー×バリスティクス 「ファイヤーフライテーブル」

サイズ:H45×W45×D42cm(収納時:H60×W45×D5cm)
総重量:2.8g
素材:ホワイトアッシュ(タモ)

価格:¥19,800(税別)

ーおわりー

File

Peregrine Furniture

2009年スタート。“Peregrine(ペレグリン)”は、鳥の“ハヤブサ”という意味のほかにも、放浪する・さまよう・ぶらつくという意味も持つ。国産、日本発にこだわり、日本の森林資源を活かせる外遊びの家具や道具を作り続けている。生産は北海道の旭川で、手作業で行われている。

File

BALLISTICS

2002年スタートしたミリタリー、アウトドア、バイクのエッセンスを盛り込んだアパレル&雑貨ブランド。
ミリタリー色が強いウエア&ギアのBallistics(バリスティクス)、カジュアルバッグのBULLET(バレット)、アウトドアに特化したEDELWEISS(エーデルワイス)の3ブランドを展開、他ブランドとのコラボレーションも積極的に行っている。驚くほど軽量な携帯マットや、スリムで機能的な財布など小物も充実している。

公開日:2016年11月4日

更新日:2022年4月1日

Contributor Profile

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オダマキミホコ

会社員からフリーのエディターになって3年。雑誌、Webで企画や編集の仕事を行っている。退職をきっかけに社会人1年目からの目標だった“手に職を付ける”ため、編集業と並行して手作り靴の修行中。

終わりに

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今や多くのガレージブランドからリリースされているウッドテーブルですが、ペレグリンファニチャーはその先駆け的存在。またこの2ブランドのコラボレーションから始まったチェアの座面張り替えもすっかり定番化しています。どちらもシンプルなんだけど使い勝手とデザイン、素材にも細かなこだわりが。またコラボレーションで新しいアイテムをリリースされることも多く、次にどんなアイテムが登場してくるのかが気になるブランドです。

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