ホリデーシリーズとは、季節限定ペッツのことである。主に”クリスマス・シリーズ”(12月)、”バレンタイン・シリーズ”(2月)、”イースター・シリーズ”(3月)、”ハロウィン・シリーズ”(10月)の4シーズンのシリーズがある。季節限定なので、その季節に買わなければ次の年まで入手困難になってしまう。さらに、森永ではなく輸入商品は海外で販売されてから日本に入ってくるまでの時間差があるためペッツファンは情報収集が欠かせないシリーズだ。中には、季節限定に加えてクリスタルバージョンや光る商品も登場し、よりプレミアがついたペッツも存在する。ホリデーシリーズはキャッチーな見た目からお部屋の飾りやプレゼントにもなるためペッツファンでなくとも人気が高い。
ハロウィン
(左から)Dr.Skull、Halloween Pumpkin、Witch
1970年代に登場した季節限定ペッツ、ハロウィンシリーズ。ドクタースカル、ウィッチ、パンプキンなどハロウィンらしいキャラクターが多数登場。その他にも、1999年に蓄光の「GLOWING GHOSTS」シリーズなども販売された。
イースター
(左から)Chicken-in-Egg 、Lamb、Easter Bunny、Chicken-in-Egg
キリスト復活祭イースターのペッツとして季節限定品として販売された。イースターシリーズは、ヒヨコ、バニー、ラムの3種類が登場しており、どれも初登場は1960年代でヒヨコはヘッド、スラムのカラーバリエーションが豊富なことでも有名である。
バレンタイン(赤&ピンクハート)
VALENTINE HEARTS
季節限定のバレンタイン・ペッツ。日本でPEZブームがあった頃(1990年後半)に発売されていたハート形のPEZ。こちらは、レギュラーシリーズと呼ばれるライター型のPEZにハートを載せてつくられいるため、発売当時はレギュラーPEZの不良在庫処理用に作られたのでは?という噂も流れた。
バレンタイン(クリスタルハート)
VALENTINE HEARTS
最初に発売されたバレンタインハートは赤とピンクの2種類だったが、そのあとに「ヘッド(色と素材)」「ステム(色・プリントありなし)」「メッセージ」の組み合わせ違いで、たくさんの種類が発売された。全部で100種類以上はあるため、全て揃えるのは至難の業。2015年には森永ペッツからも3種類だけハート型のPEZが発売された。(映画のタイアップ以外のPEZが森永ペッツから発売されるのは稀)
バレンタイン(動物)
(左から)Valentine Monkey、Valentine Bear、Valentine Bear、Valentine Bear
バレンタインシリーズに新たに加わったオリジナルのキャラクター。日本だとPLAZAなどで見かけることがあった。
バレンタインの時期に、他のハートのPEZに混じって販売されることが多いため、本数はやや少なめ。
クリスマス(サンタ目無しあり)
(左から)Icee Bear、Snowman、Santa Claus、Santa Claus、Icee Bear
クリスマスをテーマにした季節限定ペッツ。時期を逃すと次の年まで入手困難になる人気シリーズ。サンタはよく見ると目が描かれていない笑っているバーショント、目が描かれている2種類があることにも注意。
クリスマス(トナカイあり)
(左から)Icee Polar Bear、Reindeer、Santa Claus、Snowman
2003年に発売されたウインタースターズ。青ステムのポーラーベアーは、2009年に緑ステムのポーラーベアーが発売されたタイミングで姿を消した。
ーおわりー
トイ・フィギュアを一層楽しむために。編集部おすすめの書籍
WarmanのPEZガイド
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PEZ: From Austrian Invention to American Icon (American Palate) (English Edition)
PEZはアメリカの定番商品であり、子供の頃の思い出の品でもあります。PEZの起源はオーストリアにあり、1927年にタバコに代わるものとしてペパーミントを圧縮したタブレットを販売したのが始まり。1952年にアメリカに到着すると、PEZはすぐに新しい方向性を示し、フルーツフレーバーや立体的なキャラクターの頭部をディスペンサーの上に載せました。現在、コネチカット州オレンジで生産されているPEZブランドは、世界80カ国以上で販売されており、年間6,500万個以上が販売され、世界中のコレクターやファンを魅了しています。世界初で唯一のPEZ公式ヒストリアンであるショーン・ピーターソン氏と一緒に、世界で最も愛されているインタラクティブ・キャンディの内側を見るための甘い旅に出かけてみませんか?