【メガネを道具から相棒に】GLOBE SPECS 岡田哲哉氏インタビュー。眼鏡は自分の印象をコントロールする手段である

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取材・文/倉野路凡
写真/新澤 遥

「メガネにこだわる」 シリーズ 1 回目。

眼鏡がまだ今みたいにファッションの一部ではなく、視力を補う道具として捉えられていた時代。渋谷に「グローブスペックス」が誕生した。

代表である岡田哲哉さんは、アイウェア業界での新しいジャンルに挑戦するパイオニア的な海外ブランドを発掘し、日本未上陸であった数多くのブランドを広めてきた。トランクショーを行う際には、海外からデザイナーを招くことを徹底。自店だけでなく全国の同じ思いを持つ眼鏡店と共に、ブランドの育成を目的とした「日本総代理店」の役割も果たしている。
また、日本国内で次なるステージを考え、2020年京都に3店舗目を出す。

そんな海外のアイウェアブランドを知り尽くす岡田さん曰く「海外では眼鏡を通して“自分”をもっと楽しんでいる。髪型や服装で個性を表現するように、眼鏡でも自分のなりたいイメージになれる」とのこと。

ならば、眼鏡をかけ替えながら自分の印象をコントロールできるのではないか?と考え、今回は眼鏡業界の変遷とグローブスペックスの成り立ちなどと共に、「どんな眼鏡がどんな印象にしてくれるのか」を教えてもらった。

まだ眼鏡がファッションアイテムとして確立していなかった頃、「カップルがデートで来られる眼鏡屋」を考えていた

MuuseoSquareイメージ

「私が10代だった1970年代当時、東京では次々に新しいファッションが生まれていました。ビームス1号店(1976年)ができ、ハリウッドランチマーケット(1972年)も人気で、ファッションが空気のように当たり前に存在していました。ファッション業界への就職も考えましたが、うちの家系が堅い職業だったこともあり、銀行員になりました。
それがまったく性格に合わず(笑)、1982年に眼鏡業界に転職したのがこの業界への入り口ですね」と岡田さん。

岡田さんはファッション業界ほど柔らかくなく、それでいて人の役に立つ仕事を考えた結果、眼鏡業界を選んだのだ。

当時の眼鏡業界はとても古い体質で、まだ眼鏡がファッションアイテムとして考えられていなかった。「眼鏡屋をカップルがデートで来られるような場所にしたい」と上司の前で提案したことがあったが、即却下されたそうだ。当時の眼鏡屋は「使っている眼鏡が飽きたから、新しく眼鏡を買ってみようか」という心躍る場所ではなかったのだ。

ONOFFで眼鏡をガラリと変えるニューヨーカーから、日本では感じない刺激を受けた

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岡田さんが務めた会社は業界大手だったこともあり、海外赴任の機会に恵まれた。20代のときにニューヨーク店に赴任になったのだ。
この地で大きく刺激を受けたという。

ウォールストリートのビジネスマンは当然スーツをビシッと決めているのですが、週末に来店される時には別人のようにとても個性的なスタイルに変身しているんです。普段は社会のルールに従ってスーツ姿ですが、週末は本当の自分らしさを前面に出すんですよ。当時のニューヨークにはユニークな人たちが集まっていました。眼鏡を通して、自分を楽しんでいる人たちに多く出会えました」

このニューヨーク赴任中、岡田さんはアラン・ミクリの眼鏡を愛用していたそうだ。独特なカラーリングだけでなく、これまでにない構造に影響を受けたという。その後、日本でもアラン・ミクリがブームになり、1980年代後半にはデンマークのプロデザイン、アルマーニ、ルネッタバダも注目されるようになった。アルマーニも単なるライセンスブランドではなく、本格的な作りだったそうだ。日本で眼鏡(アイウエア)がファッションの一部として取り入れられるのもこの頃からだ。

顔型に似合うものではなく、「どう見られたいか」をイメージすると眼鏡選びが成功する

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個性を大切にする海外の人たちに出会ってきた岡田さんに、顔の形で似合う、似合わない眼鏡があるのか聞いてみた。

「昔はそういう選び方もありましたが、今はどんな人でも似あう丸型や四角型がありますから、顔の形に合う合わないは気にしなくていいんです。むしろ、自分がどう見られたいのか。どういうイメージを作りたいのかを考えながら選ばれるのがいいと思います。眼鏡はそういった印象づくりをサポートしてくれる役割もあるので。そのお手伝いは我々にお任せください」

グローブスペックスは、岡田さんやスタッフによる提案型が特徴だ。
だいたいの方が、自分がこれまで持っていたものが“いい”と思い込んでいます。そうするとずっと同じような眼鏡になってしまう。合う合わないというより、安心感が優っているんだと思います。こちらから見ると、『この方はもっとこうゆう眼鏡が似合うんじゃないか?』と思うことが多いです。この眼鏡をかけたらもっとチャーミングに、もっと魅力的になるのに、と……。なのでグローブスペックスでは、お客様が求める眼鏡だけでなく『こんな眼鏡はどうですか?』とご提案しています」

提案された眼鏡により、自分でも知らなかった自分を発見できるそうです。常連さんの中には、店内を見ずにソファに座り「選んでください」と完全にお任せする方もいるのだとか。

ここで本題、「眼鏡をかけ変えながら、自分の印象をコントロールできるのか?」。岡田さんがおすすめする眼鏡と、その眼鏡をかけることでどんな印象になるのかを教えてもらった。

ちなみに眼鏡を選ぶ時は、鏡に張り付くように確認するよりも、少し距離をもって、服と共に全身の雰囲気を見てほしいとのこと。

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グローブスペックス 岡田さんのおすすめモデルと、なれる印象

プラスチックのラフさと、かっちりとしたメタルのいいとこ取り「ロバート・マーク NYC」

<a href="http://www.globespecs.co.jp/products/brands/list.php?id=3" target="_blank">ROBERT MARC NYC</a>(ロバート・マーク NYC) ¥48,500 +tax

ROBERT MARC NYC(ロバート・マーク NYC) ¥48,500 +tax

ニューヨークに所在する世界的に有名な眼鏡専門店でもあり、自ブランドをも展開している。メタルとプラスチックを組み合わせたこのモデルは、ユニークでありながら洗練された美しさを備えている。異なる素材を楽しめるのもポイント。

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「プラスチック眼鏡はカジュアルな印象のものが多いのですが、こちらはメタルの要素も加わるのでお仕事シーンにも向いています。ビジネススーツにもきれいめのカジュアルスタイルにもよく似合うと思います」

王道の黒縁スクエアながら、マットな素材感でほんのり柔らかさが漂う「ルノア」

<a href="http://www.globespecs.co.jp/products/brands/list.php?id=2" target="_blank">Lunor</a>(ルノア)¥37,000 +tax

Lunor(ルノア)¥37,000 +tax

アンティーク眼鏡のコレクターとして知られるゲルノット・リンドナーによって創業。現在はチーフデザイナーであるミハエル・フックスがルノアの伝統を受け継いでいる。テンプルの先端にアンティーク眼鏡に見られる刻みを採用するなど、アンティーク好きにはたまらない。

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「こちらもお仕事シーンで使いやすい、シャープなデザインです。かけるとキリッと顔が引き締まるのですが、素材がマット仕上げのためどこか優しい雰囲気を持ち合わせています。堅すぎず、話しかけられやすい印象になると思いますよ」

いつものコーディネートに遊び心をプラス。“色を楽しむ”という余裕を感じる「アン・バレンタイン」

<a href="http://www.globespecs.co.jp/products/brands/list.php?id=1" target="_blank">Anne et Valentin</a>(アン・バレンタイン) 各¥55,000 +tax

Anne et Valentin(アン・バレンタイン) 各¥55,000 +tax

異なる2色のメタルを組み合わせたモダンでミニマムなデザインのモデル。フランスをはじめベルギー、オランダなどでは、こういった丸型の眼鏡が標準になっている。知的でクリエイティブなイメージが丸型にはあるのだろう。バリエーションも豊富なフレンチブランド。

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「コーディネートの差し色として使ってほしいカラー眼鏡です。いつもと雰囲気を変えて、遊びを取り入れたいという時にかけてみてください。顔の上に掛けてみると意外に馴染むので、赤や青、黄色も楽しんで貰えると思います。
ちなみに私は髭の色に合わせて、グレー×白のものを持っています。若い方なら髪色にリンクさせて楽しむのもいいかもしれません」

クラシックで知的なムードを演出。スターリングシルバーを使用した「ゲルノット・リンドナー」

<a href="http://www.globespecs.co.jp/products/brands/list.php?id=58" target="_blank">GRENOT LINDNER</a>(ゲルノット・リンドナー)¥84,000 +tax

GRENOT LINDNER(ゲルノット・リンドナー)¥84,000 +tax

ルノアの創業者が立ち上げたブランド。アンティークに使用されてきたコインシルバーに魅せられていた彼が、長年の研究の末に実現したのが、このスターリングシルバーの眼鏡。特殊な技術を開発して、剛性とバネ性のバランスを取ることに成功した。
アンティークの眼鏡に見られる、テンプルの長さを変化させる伸縮式テンプルを再現している。ドイツ製のウッドケース付き。

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「“持ちモノ”としてもかっこいいコンパクトな眼鏡ケース付きです。シャツやジャケットの胸ポケットにさっと入れられるので、外出時のセカンド眼鏡としてもいいかもしれませんね。通常、スターリングシルバーはコーティングをするのですが、あえて黒ずみを楽しみたいという方にはコーティングなしも選べます。それによっても印象が変わると思います」

クラウンパントゥのパイオニア。シャープさと柔らかさのバランスが絶妙「レスカ・ルネティエ」

<a href="http://www.globespecs.co.jp/products/brands/list.php?id=6" target="_blank">Lesca LUNETIER</a>(レスカ・ルネティエ)上¥45,000(レスカ・ビンテージ)、真ん中¥37,000、下¥37,000 +tax

Lesca LUNETIER(レスカ・ルネティエ)上¥45,000(レスカ・ビンテージ)、真ん中¥37,000、下¥37,000 +tax

1920年代に生まれた「クラウンパントゥ」など、フランスの伝統的メガネのスタイルを脈々と継承し続けながらアップデートをも図っているブランド。この形は後に世界的な流行になり定番となった。現在もフランス東南山岳地帯、ジュラ地方の伝統的な眼鏡製法を守り、フランスらしいデザインを融合させている。

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「『パントゥ』はボストンタイプの眼鏡を意味するのですが、こちらはフロントの上部が王冠のようになった『クラウン(=王冠)パントゥ』と呼ばれるデザインです。上部が直線なので、丸眼鏡より少しエッジが効いています。太縁(写真下の眼鏡)はアンティークを現代でもかけやすくアップデートしたもので、インパクトがあります。女性がかけるとやや主張が強いので、少しインパクトを抑えた細身のタイプがおすすめです」

あえてカジュアルな服に合わせたいジュエリーライクなアンティークモデル「ザ・スペクタクル」

<a href="http://www.globespecs.co.jp/products/brands/list.php?id=4" target="_blank">The Spectacle</a>(ザ・スペクタクル)¥71,000 +tax

The Spectacle(ザ・スペクタクル)¥71,000 +tax

1930年代のアンティークモデル。金張りモデルで、ベークライト製の鼻あてがついている。この金張はメッキが一般化する前の加工方法で、1900年初頭から行われてきた。このモデルには繊細な彫金による装飾が施され、ラグジュアリーな要素も強い。アンティークではあるが各パーツのストックもあるので安心である。

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「アンティーク眼鏡なのですが、こちらはなぜかアンティークらしくなく、ジュエリーのように上品にかけられます。スーツはもちろんですが、意外とデニムなどのカジュアルなスタイルにも合うと思います。カジュアル感を抑えてくれるアイテムとして取り入れてみてください」

眼鏡だけじゃない。買い物の後に、ふと何かを発見できる場所がここに

MuuseoSquareイメージ

最後に岡田さんならではのお店づくりについて伺った。

ニューヨーク店の赴任を経て、「海外のライフスタイル」「自分を楽しむ」「仕事を楽しむ」といったことをひっくるめて、日本に紹介したいと思ったそうだ。そんな思いから立ち上げたのがグローブスペックス。岡田さん、38歳のときである。

1998年の春に創業したグローブスペックスは、現在の渋谷店の隣のビルで、広さも1/4程度だったが「いつか世界一の眼鏡店にしたい」と思ったそうだ。世界一という意味は、売り上げや店舗数ではなく、「世界一眼鏡を買う楽しさと、喜びがあふれるお店にしたい」「眼鏡を通してお客様に幸せと満足感を与えられる、世界一のお店にしたい」という思いが込められている。

岡田さんの好きなものが詰まっている店内のデスク

岡田さんの好きなものが詰まっている店内のデスク

海外から取り寄せたアンティークのショーケース。後ろの壁は、元々お客様だったアーティストの方が描いたもの

海外から取り寄せたアンティークのショーケース。後ろの壁は、元々お客様だったアーティストの方が描いたもの

フランスの郵便局で使われていた仕分け箱をディスプレイラックとして使っている

フランスの郵便局で使われていた仕分け箱をディスプレイラックとして使っている

1940年代に製造された眼鏡の製造機械

1940年代に製造された眼鏡の製造機械

これまでの眼鏡屋とは一線を画すために、内装にもこだわった。当初は海外の店舗を参考にした内装だったが、現在の渋谷店は岡田さんの好きなものに囲まれた空間になっている。新しい店舗という雰囲気はなく、使い込まれた雰囲気に包まれている。店内に岡田さんの私物が置かれているのも親近感がわく。

某ラグジュアリーブランドの店舗で使われていた什器もあれば、デンマークやイギリスの古い家具もある。鏡に至っては1920年代のドイツのアンティークだ。店舗内と外壁にはアーティストのお客さんにお願いした絵が描かれていたり、1940年代に製造された眼鏡の製造機械が置かれていたりする。

「買い物を終えて、よく見ると、何かを発見できるお店にしたかった」そうだ。

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渋谷店にはアメリカをはじめ、日本やヨーロッパのブランドが扱われている。機能性やファッション性、ビンテージ、アンティークなど、そのジャンルでパイオニアとなったブランドを中心にセレクトしている。

買い付けは3月のミラノとニューヨーク、9月のパリで開催される大きな展示会が中心なのだが、世界中の店舗同士のつながりから、注目される前の新しいブランドを知る機会も多いという。実際に工房を見学させてもらったり、フレキシブルに買い付けを行っている。

渋谷といっても静かな場所に店舗があるので、個人的には行きやすいと思う。店内はブランドごとに配置されているため見やすく、のんびりと見ることができる。

視力チェックスペース

視力チェックスペース

厳選されたお洒落なブランドを取り扱っているが、それ以上に視力チェックにも力を入れている。高い精度をもって完全矯正度数を測定し、非正視のものすべてをチェックしてくれる。

その徹底した信頼のおける技術が知られることになり、海外から測定に来店されるお客さんもいるそうだ。視力チェック後、使う用途などを話し合い、最適な度数にカスタマイズするのである。なかには目を酷使する特殊な職業のお客さんも来店されるとか。


ーおわりー

アンティークの鼻眼鏡。最初はインテリアとして置かれていたのだが、欲しいというお客様が多く渋谷店にて取り扱うことになったそう。

アンティークの鼻眼鏡。最初はインテリアとして置かれていたのだが、欲しいというお客様が多く渋谷店にて取り扱うことになったそう。

MuuseoSquareイメージ

【編集後記】グローブスペックスの取材は二度目になるのだが、このお店は意図的にごちゃごちゃしていて楽しい空間だ。こちらで購入したドイツのルノアの眼鏡をずっと愛用しているのだが、
さすがにそろそろ新しい眼鏡が欲しいなと思っている。

また、視力の弱い者にとって、丁寧に視力チェックしてくれるのは本当に有難い。

本文中にルネッタバダというブランドが出てくるが、このブランドのサングラスを買った記憶があるぞ(笑)。ん~懐かしい・・・。
今度はフランスのブランドにしようかな・・・。

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GLOBE SPECS

グローブスペックスは、世界各国のさまざまなアイウェアブランドを紹介するショップとして、1998年に1号店となる「グローブスペックス渋谷」をオープン。現在は、リニューアルした渋谷店と新代官山店を運営している。「快適に見る・かけられる」というアイウェアの基本品質と技術を追求しながら、「楽しさ・嬉しさ・ファッション」という要素を加えて提案。世界中の若く新しいブランドを積極的に取り入れており、アイウェアを通じて、メガネの可能性にチャレンジし続けている。また、毎年ミラノで行われている世界最大級の国際眼鏡展示会「MIDO展」にて、世界一の眼鏡店としてBestore Award 2年連続受賞!

2020年4月、「グローブスペックス京都店」がオープン!100年前に建てられた元京都中央電話局の建物「新風館」に出店されました。

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いまだ収束の見えない全世界的なコロナ禍において、眼鏡は現代人の必須アイテムとなりました。
なぜか?
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顔の半分をマスク覆われた以上どこで個性を演出すべきか?
目元です。だから眼鏡に注目なのです。
視力がいいとかコンタクトレンズ派だとか老若男女も関係ありません。
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そこで本書です。最旬の1000本から思う存分吟味してください。

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本書をきっかけに、奥深いヴィンテージ の世界に足を踏み入れて欲しい。

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公開日:2019年12月3日

更新日:2022年3月24日

Contributor Profile

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倉野路凡

ファッションライター。メンズファッション専門学校を卒業後、シャツブランドの企画、版下・写植屋で地図描き、フリーター、失業を経てフリーランスのファッションライターに。「ホットドッグ・プレス」でデビュー、「モノ・マガジン」でコラム連載デビュー。アンティークのシルバースプーンとシャンデリアのパーツ集め、詩を書くこと、絵を描くことが趣味。

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