帆布のメッセンジャーバックを作ろう!
「帆布を織り続けて130年。帆布の老舗タケヤリの工場がある岡山市倉敷市・児島地区は、風光明媚な瀬戸内海を望む海辺の町です。」
「昔ながらの港町・下津井(しもつい)には、廃線となった電鉄の跡地を利用した自転車道「風の道」や岡山県と香川県をつなぐ瀬戸大橋などがあります。タケヤリの社員にもロードバイクやクロスバイクで通勤している人、休日にサイクリングを楽しむ人など、自転車を乗りこなす人が増えてきました。」
「そこで、タケヤリの歴史ある帆布生地と技術を使って、自転車に乗るのが嬉しくなるようなメッセンジャーバッグを開発できないだろうかと、プロジェクトが動き出しました。」
自転車乗りがタッグを組んだ
「自転車用の商品を開発するとなった時、パッ!と頭に浮かんだサイクリストのバッグデザイナーさんと縫製工場さんにヒアリングをし、サイクリングするときの「使い手目線」、素材の良さや細部にこだわるものづくり精神からの「作り手目線」を取り入れました。」
「デザインは、弊社のタイガー帆布シリーズを手掛けているデザイナーさんが担当してくださいました。ロードバイク歴11年の自転車乗りです。」
「そして、縫製は以前からお世話になっている東京の縫製工場さんへ依頼しました。確かな技術を持つ、信頼のおける縫製工場さんです。実は、取締役がロードバイクやスポーツバイクを計7台持たれているほどの自転車好き。」
「普段から自転車を乗りこなしているお二人に意見を聞き、今回の商品が出来上がりました。『使い手』だからこそ見えてくる、快適さ、安全性、かっこよさ。『作り手』だからこそこだわりたい、デザイン、細やかな技術、“ものづくり”の魂。」
「タケヤリが自信をもっておすすめするメッセンジャーバッグです。」
職人が生み出す高品質な帆布
「タケヤリが4、50年前にベルギーより購入し、現在でも帆布の生産に使用しているシャトル織機『ピカノール』。すでに製造されておらず、とても貴重な織機です。」
「職人がつきっきりで手を掛けながら織りあげていきます。」
「1日に数十メートルしか織ることができませんが、ゆっくりと織ることで、味のある風合いの良い生地に織り上がります。」
「織りあがった生地は全て熟練の職人の目で織キズや汚れがないかチェックします。」
「糸の整経から織り、検査に至るまでタケヤリの職人たちがしっかりとものづくりに関わる事で高品質で上質な帆布がここから生まれていきます。」
機能性とカジュアルを両立。しっかりとした安定性
「斜めがけのメッセンジャーバッグは、両手が自由に使えるのがいいところ。バッグが身体に密着するので、荷物の重さを分散させ体感重量を軽減します。」
「ワンプッシュで簡単にリリースできるバックルで装着も簡単。また、バッグを背負った時、荷物の量に左右されない安定感にこだわりました。運転している最中にバッグが前にずれてこないよう、走行中の揺れを防止する『回転防止ストラップ』を装備しています。」
「フラップにクリップライトを取り付けるループがあります。ループにはライトが当たると光る反射テープ(リフレクター素材)が付いているので夜間走行も安心。クリップライトと併用することで、より安全性が高まります。」
「パンク修理キットなどの工具や小物類の収納に適したサドルバッグも合わせて展開します。」
タケヤリ株式会社について
株式会社タケヤリは創業明治21年、岡山県倉敷市にある帆布の老舗機屋です。
倉敷の児島地区は棉花の栽培が盛んだった事から帆布やデニム、学生服などの綿産業が栄えた土地でもあります。今では帆布の全国生産シェア70%という帆布の一大産地です。