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NARVIK(ナルビク強襲)
1940年4月9日、春の訪れとともに西部戦線の静寂にも終焉が訪れた。ドイツ軍が突如ノルウェー、デンマークに対して侵攻を開始したのである。デンマークは即日降伏したがノルウェーは微弱ながら果敢な抵抗を続け、ここにドイツ軍と英仏連合軍はノルウェーにおいて本格的な戦闘状態に突入したのである。圧倒的な制海権を持つ連合軍であったが空陸で遥かに優秀なドイツ軍には敵わなかった。唯一ナルビクで英海軍が活躍し、精鋭イギリス軍がナルビクを奪還した以外、連合軍はノルウェーに上陸したものの各地で苦戦をしいられていた。そして、ドイツ軍フランス侵攻により6月8日、ナルビクから最後の部隊が撤退し、遂にノルウェーはドイツ軍の手に墜ちた。
「ナルビク強襲」は、GDWのヨーロッパシリーズの4作目にあたりますが、日本では一番最初に発売されました。このゲームは、ドイツ軍のノルウェー侵攻をシミュレートするゲームです。この作戦は、近代戦の3大要素である陸、海、空が初めて総合的に運用されたもので、その点で大きな意義を持った戦いです。
GDWのヨーロッパシリーズは、ヨーロッパ戦線を師団規模で全て再現するという、プレイ時間を無視したそのビッグゲームっぷりの壮大な構想に誰もが憧れて購入しました。憧れすぎて誰もプレイしません。いや、その巨大さにプレイできなかったのです。プレイを阻むものは、膨大な数のユニット数だったり、フルマップを何十枚も繋げるスタイルだったりしますが、それでも各ゲームの戦闘序列を見るだけでも歴史的価値がありました。そしてみないつか繋げてプレイしたいと夢見ながら眺めるだけゲームとなったのです。
いやほんと、資料的価値はすごいんです。
#ナルビク強襲
#ヴェーザー演習作戦
#陸海空、