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- Wilderness War(ウィルダネスウォー)
Wilderness War(ウィルダネスウォー)
「ウィルダネスウォー」は、7年戦争のうち、北アメリカを舞台に繰り広げられた一連の戦争の1755年から1760年の間のイギリス領アメリカ植民地とヌーベルフランスを主な戦場とした戦いを再現したゲームです。
1756年には、現地での戦闘だけでなく、植民地同士での戦闘という状況ゆえ本国だけでなく世界中を巻き込んだ戦争に発展しました。イギリス植民地軍も、現地のインディアン部族と同盟を結んで戦いましたが、イギリス側から見れば、フランス植民地軍とその同盟軍である各インディアン部族との戦いだったため、フレンチインディアン戦争と呼ばれています。戦場は主にヌーベルフランスとバージニア植民地からノバスコシアに至るまでのイギリス入植地で行われました。戦争の発端は1754年5月、ジュモンヴィルグレンの戦いにおいて、バージニア民兵隊の指揮官であるジョージ・ワシントンがフランスの巡回兵を待ち伏せして起こした暴動からはじまっています。序盤はイギリス軍は現地のインディアン部族と結託したフランス軍にいいようにやられ苦戦の連続でしたが、本国でプロシアとその同盟国に対抗するため軍事力が必要だったフランスが、植民地への援軍を出兵させるのをためらったため、徐々にイギリス軍が劣勢を覆し、ヌーベルフランスの中心地ケベックを陥落し、続いて1760年にはモントリオールを攻略して勝利を決定づけました。これにより、イギリスは北アメリカ東半分の植民地支配を固めます。もし、この戦いでイギリス軍が勝利していなかったら、今のアメリカはなかったかも知れません。もしかすると、アメリカは共用語がフランス語になっていたかも知れないのです。そう考えると歴史を決定づけた戦いと言えるでしょう。
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