- simulationgame Museum
- 10F 16〜19世紀の争い
- Clash of Giants campaigns of tannenberg and the marne, 1914
Clash of Giants campaigns of tannenberg and the marne, 1914
「タンネンベルグの戦い」
タンネンベルグの戦いは、第一次世界大戦が始まった1914年8月17日より9月2日までにロシア軍とドイツ軍がドイツ領内東プロイセンのタンネンベルグ(現在のポーランド)で戦った戦いです。15万の兵力のドイツ軍に対し、倍以上の40万もの兵力を投入したロシア軍でしたが、旧態然としていたロシア軍の命令体系と、無線に暗号を使用していなかったというありえない失態のため作戦はドイツ軍に筒抜け状態で、その結果ロシア軍は東プロイセンで包囲、殲滅され、残った軍もほうほうのていでロシアに撤退しました。ロシア軍の稚拙さもさることながら、鉄道網を有効に利用して大軍を迅速に起動させたドイツ軍の用兵が光った戦いでした。
「マルヌ会戦」
マルヌ会戦は、1914年9月にベルギーを突破したドイツ軍をマルヌ湖畔でフランス軍が食い止めた戦いです。
それほど有名な戦いではありませんが、短期決戦を命題としていたドイツ軍の出鼻をくじき、長期戦へと移行させたという意味で重要な戦いです。決して双方とも勝利したと言える戦いではありませんでしたが、ドイツのフランスへの侵攻を食い止めたという意味においてはフランスの辛勝といった所でしょう。
『クラッシュオブジャイアンツ(巨人の饗宴)』は、1914年に第一次世界大戦初期に発生した重要なふたつの戦い、「タンネンベルグの戦い」と「マルヌ会戦」を再現したゲームです(2in1)。
双方とも第一次大戦初期の戦いであり、第一次世界大戦を象徴する泥沼の塹壕戦に突入する前の戦いを、僅か8ページのシンプルでプレイアブルなルールでシミュレートしています。
2001年に、第二次世界大戦以前の戦いがテーマのゲームジャンルでチャールズロバーツ賞の大賞を受賞しています。
#タンネンベルグの戦い
#マルヌ会戦