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- バスミニチュアカーコレクションNo.937 ウッド 120 日野 RE 茨城交通
バスミニチュアカーコレクションNo.937 ウッド 120 日野 RE 茨城交通
茨城交通はルーツをたどると、1921年に設立した水浜電車、1923年に設立した茨城鉄道、1907年に設立した湊鉄道3社のようです。
第二次世界大戦下の1944年の陸運統制令に伴い茨城県内の交通事業者を統合して発足、1990年代以降の経営不振で2008年倒産、 2009年に新旧分離で新会社茨城交通「イバコウ」が設立され現在は経営共創基盤の100%子会社の「みちのりホールディングス」のグループ企業として健全な経営をしているようです。
このバスがモデル化された1980年代では茨城交通バスの車両は大半が関東周辺の西武バス、京王バス、東武バスを中心に関西方面などの大手からの事業者から導入されています。
このモデルになった日野REもどこかの路線バスが移籍してきたものかもわかりません。
1980年頃の路線バスのカラーリングはクリーム色地をベースにサイドウインドウ周りを白に窓の下に濃紺緑色と白、赤の多色のストライプが入るデザインでしたが、現在の路線バスはクリーム色に赤と青のストライプに代わっています。
株式会社ウッドが、日本で最初に北海道から沖縄までのバスをモデル化したメーカーで、売れそうな大都市のバスばかりではなくローカルなバスまでモデル化を1970年代後半から発売してきたことは特筆に値します。
ただ、全国のバスをモデル化はしたが、路線バスの車種は日野REの前中扉車か前扉車だったため、後扉のユーザーや日野車を採用していないユーザーもすべて日野REで再現されることになります。
また、他社がシールや近年ではタンポ印刷で再現しているボディグラフィックは、すべて塗装により再現していることも面白い。それに加え旧塗装のまま販売が継続されているモデルもあります。
このモデルは初期のモデルでシャーシもダイキャストであったため、TOYとして作られたモデルとしてはいい味を出していると思います。
1970年代から1980年代の全国のバスの貴重な塗装再現資料としての存在価値があると思っています。
その後、ウッドからニシキ(現在は錦)に1984年に移管され、ニシキは販売代理店のダイカスケールを2015年に設立し、現在もダイカスケールの愛称で生産販売が続けられています。
このモデルのおおよその大きさはL:110 W:25 H:30 1/100、裏板にはウッド ダイカスケール S=1/100 MADE IN JAPANと刻印されています。
モデルメーカーはウッド、ブランドはダイカスケール バスシリーズ、スケールはS=1/100
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