バスミニチュアカーコレクション No.923 ウッド ダイカスケール No.105 日野 RE 関東バス

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株式会社ウッドが、日本で最初に北海道から沖縄までのバスをモデル化したメーカーで、売れそうな大都市のバスばかりではなくローカルなバスまでモデル化を1970年代後半から発売してきたことは特筆に値します。
ただ、全国のバスをモデル化はしたが、路線バスの車種は日野REの前中扉車か前扉車だったため、後扉のユーザーや日野車を採用していないユーザーもすべて日野REで再現されることになります。
また、他社がシールや近年ではタンポ印刷で再現しているボディグラフィックは、すべて塗装により再現していることも面白い。それに加え旧塗装のまま販売が継続されているモデルもあります。
このモデルは初期のモデルでシャーシもダイキャストであったため、TOYとして作られたモデルとしてはいい味を出していると思います。
1970年代から1980年代の全国のバスの貴重な塗装再現資料としての存在価値があると思っています。
その後、ウッドからニシキ(現在は錦)に1984年に移管され、ニシキは販売代理店のダイカスケールを2015年に設立し、現在もダイカスケールの愛称で生産販売が続けられています。
このモデルの関東バスは、東京都23区西部と多磨東部を主なエリアとし、JR中央線沿線が主力の路線バスを走らせています。関東バスは1931年に「関東乗合自動車」として設立されました。戦時中の企業合併で東急グループ入りをしたり、戦後の企業解体などを経て、1964年に関東バスと社名を改め、東急や京王グループにも属さず独立系のバス事業会社として現在に至っています。
このモデルのボディーカラーはアメリカのパシフィック鉄道の塗装を参考に展開されたらしく1950年から採用され、現在も基本的には変わっていないロングライフデザインです。
関東バスは、日産ディーゼル工業(現UDトラックス)がバスの製造販売から撤退するまでは、関東圏でも西武バス同様に屈指の日産ディーゼル工業バスユーザーだったため、このモデルが発売された頃はこの日野REの路線バスは存在しなかったと考えられます。
このモデルのおおよその大きさはL:110 W:25 H:30 1/100、裏板にはウッド ダイカスケール S=1/100 MADE IN JAPANと刻印されています。

モデルメーカーはウッド、ブランドはダイカスケール バスシリーズ、スケールはS=1/100

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