明治前半製作 八角 菓子器

0

明治初期の製作と思われる八角の菓子器です。箱は後年作られた合わせ箱だと思われます。変り塗の模様は檜葉と菜種を使った「高雄」です。
この菓子器は変り塗も良いのですが、それにも増して八角の木地の形状が素晴らしいです。特に蓋の精巧さは素晴らしく、わずかに中央を盛り上げた繊細な作りになっています。塗りと木地の両方のレベルが高いのが、若狭塗の誇るべきところだと思います。

Default