1986-1987年頃製作 エイボンハウス別注 スタッグ製ウェストミンスターⅠ

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1986-1987年頃製作と思われるエイボンハウス別注のスタッグ製ダブルモンク、ウェストミンスターⅠです。ココア色の手触りの良い鹿皮が使われています。ラストはウェストミンスターでは珍しい細身のラウンドトゥの32です。ソールの刻印は深めの大きなブロック体になっています。画像5に見られるようにヒールの形状が実に立体的で、人間の踵に良く合ったものになっているのが分かります。ロブのダブルモンク、ウィリアムと比べても、私にはウェストミンスターはとても美しい靴に見えます。

エイボンハウスは日本で最も古くからグリーンに別注を掛けていたブランドです。この靴も「ダブルモンクでスタッグ製」という同社の強いこだわりが見られます。エイボンハウス社長の林勝太郎氏の紹介文が1989年のブルータスに載っています。

https://muuseo.com/shinshin3/diaries/230

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