BUICK GRAND NATIONAL (1987)

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American Car Collection Vol.62

低燃費・低公害・小排気量のクルマが増えつつあった1970年代、ビュイックからデビューしたのがリーガルGN(GRAND NATIONAL〔グランドナショナル〕)だ。その後、1982年、前年のデイトナ500レースで優勝した記念として、新たなグランドナショナルが登場。翌83年は生産されなかったものの、84年には復活を果たした。86年式は、245馬力を発揮するインタークーラーつきV6ターボエンジンを搭載。最終的に本来の3.8リッターエンジンは280馬力を叩き出すまでに至り、グランドナショナルは他社のスポーツカーとも戦えるスペックを手に入れた。
 今回のモデルカーは、「1987年式 ビュイック グランドナショナル」を1/43スケールで忠実に再現したものだ。ボディカラーは「Black(コード:19)」。ピラーやフロント、リアまわりは、多くのアメリカ車が多用するメッキパーツの使用が極力抑えられ、ブラックアウトされたグランドナショナルの迫力が伝わってくる。なかでも、特徴のひとつとされるルーフラインの再現は見事だ。また、縦基調のフロントグリルや、車体の大きさに対して非常に小振りなドアミラーなど、そのバランスの再現性の高さにもぜひ注目していただきたい。

ラインナップのご紹介 vol.29参照

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