THE SEA AND CAKE / THE SEA AND CAKE - ROUGH TRADE R3101 1994

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シーアンドケイクのファーストアルバム。まずキャロルジャクソンのジャケットが素晴らしい。裏面の曲目の字体といい完成度がとても高い。サムプレコップ、エリッククラリッジ、アーチャープレウィット、ジョンマッケンタイアと現在ではシカゴ音響派の総本山みたいな人たちからなるシーアンドケイク。ガスターデルソルやトータスとはっきり異なるのは(当たり前だけど)サムプレコップの軽快さが前面に出ているところで、それがほぼすべてのアルバムに共通した音としていつ聴いても心が和む。インナーにミンガスを描いたクラリッジのイラストがあるがポストロックというより音作りはポストジャズに近い。無理やり近づけるならニューヨークのMM&Wとなんとなく近いイメージだろうか。クリッターズバギンも4枚目ぐらいからかなりトータスに影響された音作りをしていて誰がというよりこの当時は聴いたこともない新しい音が出てきてとても面白かった。私のシーアンドケイクはOUIまでなのでそれ以降はわからないのだけど、現在もクラリッジを除く3人で活動している。
彼らの所属するレーベル THRILL JOCKEY のカタログを見つけたので一緒に。私の持っているファーストはラフトレード盤なのでカタログナンバーはそれと異なっているけど、このカタログがあると知らないアーティストでも取り合えず買っていたから、どうしても気になるレーベル単位でレコードが集まることになった。

THE SEA AND CAKE / THE SEA AND CAKE - ROUGH TRADE R3101 1994

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