The Fall / Hex Enduction Hour - Kamera Records KAM005 1982 U.K

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なにをどう書いたらいいかわからないけれどこれはふつうじゃないレコードであることは間違いない。前の10インチ、SLATESであふれ出ていた緊張が爆発している。ラフトレードのレーベルアイデンティティに侵される前にさっさと個人運営のレーベル(カメラレコード)に移るマークEは、どう考えても優れた中小企業の社長だ。そして自分たちに良いと思った環境でわき目も降らずに録音するスピード。アイスランドの中心地、レイキャビック。アイナーオルン(元シュガーキューブスの素晴らしい歌い手。渋谷のクアトロでライブ前からビヨークと踊っていたのが印象的だった。マークEは、彼らもビヨークも大嫌いだったから笑える)が催したコンサートに出演。その間にこのアルバムの数曲を録音。アートワークがアルバムの内容に関連することを意識していたマークEの手書きのカバーアート。気取った馬鹿が大嫌いという彼の姿勢はその後も揺らぐことはなかった。このアルバムはショーンライダーのお気に入りのレコードに違いない。ペイヴメントを自分たちの物まねバンドとこき下ろすオリジナリティ。マッドチェスター以前のそれの大傑作。緊張の連続。REDRUM。ワーオ。

The Fall / Hex Enduction Hour - Kamera Records KAM005 1982 U.K

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