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The Beatles (UK Stereo)
国内盤はね、持ってるんですよ。しかも付属品なし帯なしで3桁円で盤ピカピカの。もうこれでステレオはいいんじゃないかとも思うんだけど、先日の宇都宮ビートブーム遠征で掘り出したwhite albumステレオ盤。コーテングもしっかり残っていて、ホワイトアルバムのホワイトアルバムたる所以の白いジャケットも健在で、後年プレスだけどこれは買いだなと。 UKオリジナルステレオは聴いたことないけど、音が明るくHi-Fiな感じ。これは国内盤も一緒。Everybody's got something to hide~なんかはステレオの良さが出ているのでは?と思うし、モノラルとの聴き比べも楽しい。 にしても、傑作だ。
1968年 Rock Apple RecordsFuruetti
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Rubber Soul / The Beatles (UK Stereo 2EMI)
モノラルミックスなRubber Soulを聴くことが出来て、そのセンターからぐいぐい来る音圧に「泣き別れステレオじゃないってイイ!」と感動した。 でも聴いて育ったのは泣き別れステレオ。そして個々の楽器とボーカルを分離して聴けるのも泣き別れステレオのイイところ。なんだか買う理由を無理矢理つけている気もしないでもないが(笑)UK 2EMIと言われるお買い得盤を手に入れてみた。 いやこれが、良いんだな。ギターとドラムが左CH、ボーカルが右CHであっても鳴ってる音が減ってる訳じゃないからスピーカーから飛んでくる音はRubber Soul、しかも2EMIの明るいメリハリの効いた音、このアルバムの良さを引き立ててる。Bassブーストしてやると俄然良くなるし、いつのまにかステレオだモノラルだというのは忘れてしまう。 Drive My Carのイントロなんかは分離しているステレオの方がハッとさせられることもある。この天才的なイントロの構成とメロディ、誰が考えたんだ!(笑) #Beatles #RubberSoul
3/3 YEX 178-3 / YEX 179-3 1965年 RockFuruetti
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Running on Empty / Jackson Browne (US)
ライヴ会場、リハーサル室、ホテルの部屋、移動バスの中、何処で演っても何処で録ってもジャクソン・ブラウンはジャクソン・ブラウン。音楽は常にパーソナルなものであることを教えてくれる素晴らしいシンガーでソングライター、永遠の青年。 解説しても野暮になるだけなので割愛(笑)それにしても彼の歌は自分だけに語りかけてくれているようで聴き入ってしまう。ライヴ音源もスタジオ録音のような録れ具合で「後で歓声被せた擬似ライヴ盤か?」と思うくらいだ。そして移動中のバスで撮ったNOTHING BUT TIMEの臨場感が素晴らしい!バスのエンジン音も入っていてある意味オーディオ的にも使えるし(笑) 続くTHE LOAD-OUTの雰囲気がたまらなく良いんだこれが。 https://youtu.be/1j9_8RUdzEY?si=wHBR-ZNtiSzWVNQb #JacksonBrowne
A9 / B2 1977年 Rock Asylum RecordsFuruetti
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LIVING IN THE MATERIAL WORLD / GEORGE HARRISON (UK)
勢いで買ったリマスター盤のコンディションがイマイチたっだのは仕方ないとして、このアルバムの素晴らしさをもっと楽しみたいという気持ちが日に日に大きくなり、いや単に沼っているだけかも知らんけど(笑)そんな時に限って現れるコンディション良し&リーズナブル価格のUK盤!監視されてるか自分? さてUK盤、美音である。Georgeのヴォーカルが近い。歌に酔いたいなら間違いなくコレだ。SUE ME, SUE YOU BLUES出だしのスライドギターの切れ、THE LIGHT THAT HAS LIGHTED THE WORLDのスライドソロの響きとGeorgeの歌が相まった感動、WHO CAN SEE ITのGeorge渾身の熱唱にはグッと来るものがあるしA面締めのタイトル曲のキャッチーさが良い。 B面に移っていきなりゴキゲンなTHE LORD LOVES THE ONEがナイスなホーンアレンジを魅せて、これドラムはJim Keltnerかな?上手い上手い。 この辺りからリマスター盤との比較がどうでもよくなる(笑)TRY SOME BUY SOMEの盛り上げ方もたまらんです。定番だけどこういうぐ〜っと盛り上げて終わる曲っていいんですよね。そして感動のラスト2曲。THE DAY THE WORLD GETS 'ROUNDは音数多いんだけどアコギの繊細な音がしっかりと録れていて素晴らしいし、THAT IS ALLのドラム、淡々とリズム刻んでいるようでとても味わい深い。ラストは長大なギターソロで締めても良さそうなところを控えめな(?)Georgeはそうはしなかった。そして静かにアルバムは終わる。 改めて、いいな、この作品。Georgeに感謝! #GeorgeHarrison #LivingInTheMaterialWorld #vinyl
YEX 917 4U / YEX 918-2U HARE KRONA? / HARE RAMA? 1973年 RockFuruetti
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Emitt Rhodes
おそらくミューゼオ関係の誰かが紹介していて知ったのだと思うのだけど、どなただったか思い出せない、、、 そして買ってみたCDをセットしてスピーカーから流れてきた音楽は、まさに期待したもの、いや期待以上のものだった。こうやって未だに新しいミュージシャンを知ることの出来る喜びは何物にも代え難い、感謝感謝。 謳い文句にあるPaul McCartney以上にPaul McCartneyらしいというのは聴けばなるほどねー、と思うものがあるけど、そんなことよりも楽曲がほんと良い。ガレージで1人多重録音で宅録したと言うサウンドは、粗探しをすれば音が割れていたり荒れていたりするんだけど、リアリティやパーソナルな雰囲気が優っているからOKだ。70年代に出した他の2作も聴いてみたくなった。 2020/7/19に天に召されたとのこと。R.I.P. #EmittRhodes #PaulMcCartney
1970年 Rock エミット・ローズの限りない世界 GEFFEN / ユニバーサルミュージックFuruetti
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Daydream Coast / 河合奈保子
昭和歌謡を聴きたい訳ではなく(笑) きっかけはYouTubeで見た奈保子さんのデビュー当時の歌の魅力。めっちゃ声出てて上手い。 んで、丸山強くんの奈保子さんのモノマネ動画がツボにハマり(いやこれは必見、というか同年代では有名だったネタなのかな) そこで歌っていた「デビュー」が良い曲だったけど、シングルだったから、それならベスト盤かぁ、とディスコグラフィー眺めていたら目に留まったのがLAレコーディングを売りにした(当時はこの戦略多かったな)バジェット無限大とも言うべきこのアルバム。見よ、このAOR好きにドストライクな豪華な布陣を。 Drums: Jeff Porcaro, John Robinson Bass: Mike Porcaro, Nathan East Guitar: Michael Landau, Paul Jackson Jr. Keyboards: David Foster Background Vocals: Bill Champlin Horn: Jerry Hey, Larry Williams Percussions: Paulinho da Costa DUET: Peter Cetera, David Foster A-1のIF YOU WANT MEのイントロから「TOTOですか!」というサウンドが飛び出してきてマイケル・ランドゥのギターソロもまんま80's洋楽していて楽しい楽しい。しかしぼぼ全曲叩いているジェフ・ポーカロのドラミングのカッコいいこと「俺は日本のアイドルだからって手抜きしないぜ!」って感じだ。 で、B-1のWhat comes around goes aroundでまたまた驚きが。ジョン・ロビンソンとネイサン・イーストのリズム隊が弾ける超カッコいいダンスミュージック。B-2ではまさかのピーター・セテラとのデュェット(笑)なんでもありだ、けど曲が良いから違和感なく楽しめる。 これは良いもの聴かせてもらった。 にしても奈保子さんの溌剌としたボーカル良いな〜 #河合奈保子 #JeffPorcaro #DavidFoster
POPS 日本コロムビア 2025年1月Furuetti
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輝く水 / Egberto Gismonti
ジスモンチ最初のECMレーベルからのリリース。Nana Vasconcelosが参加していて、目眩く色彩音楽が奏でられている。スタジオの残響が美しく、ジスモンチの奏でるピアノから音が放射状に放たれているのが見えるかのよう。ふと、たった2人で演っていることを忘れてしまう、素晴らしい演奏がノンストップで(レコードだとA面1曲、B面1曲になっている)奏でられ、気付いたら終わっている。
1977年 ECM 1970年代Furuetti
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DUAS VOZES / Egberto Gismonti, Nana vasconcelos
ジスモンチの音楽はどの作品も世界遺産として残すべきものだと思うくらい素晴らしい。此のDUAS(2つの)VOZES(声)もNANAとのコラボレーションが炸裂して聴いたことのない音楽を奏でてくれる。白眉は後半、5曲目と6曲目ではリスニングルームがオスロのスタジオに変わったように感じ、サウンドの洪水に包まれる。至福の時。それにしてもジスモンチ、知名度低し、だけど77歳で現役なのが嬉しい。
1985年 World music ECMFuruetti
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I’ve got the music in me / Thelma Houston & Pressure Cooker
ふと目に留まったSheffield Labのレコード。もちろんSheffieldと言えば泣く子も黙るダイレクトカッティング高音質が売りのレーベル。試しに買ってみるか! ということでプレーヤーに載せて恐る恐るボリュームを上げると、、、ソウルフルな歌声でテルマ・ヒューストンが眼前に降臨。バックコーラスもバンドもリアリティ高く存在していて、まあ聴いていて気持ちのいいこといいこと。 歌ものも素晴らしいんだけど、インスト曲も素晴らしい。まあバンドの熱い演奏がそのままの温度で聴こえてくる楽しさよ。おっとビートルズのカバーもポイント高し。 そう、高音質だけなら1回聴いて終わりかも知れないけど、これは先ず音楽ありきで作られているからこそのナイス作品。マイコレクションに加えました。 #SheffieldLab #Thelma Houston
Jazz Sheffield Lab 2024年11月Furuetti
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Vivaldi 調和の霊感 L'Estro Armonico / I Solisti Italiani
ヴィヴァルディはそんなに聴かない(笑) のだけれど、この作品を聴きたいと思ったのは「ある」小説を読んだから。 ピエタ 大島真寿美(2011年) 僕は読売新聞の日曜版にある書評コーナーで偶然知り、しかも評者が小泉今日子さんで、これは必読だと思い書店に走った。いや実際には走らずに歩いて行った(笑) ピエタはそれはそれは素晴らしい小説で本当に読んで良かったと思えるものだった。創作なのに実話では?作者はあの時代を見てきたのでは?と思わせる描写に心から感動した。そして、その小説の中に出てくる曲がこの「調和の霊感」で、どうしても聴きたくなりこの盤を選んだ。 アンプのボリュームを上げると録音会場のイタリア、コンタリーニ宮にトリップしてしまう美しい響きとイタリア合奏団の名演が織りなす美しいバロック絵巻に聴き惚れてしまう。弦の響きがツヤツヤで本当に美しい。 録音エンジニアは名手ピーター・ヴィルモース デンオンPCM録音の名作のひとつではないかな。
classical music DENON 日本Furuetti
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The Beatles (2014 MONO Reissue)
オリジナルMONOに手を出せない僕の強い味方、2014版MONO(笑)高騰する前に入手できました。さておき、中学の時にあまり好きではないという理由で国旗帯の国内版を同じ部活の友人に1,000円で譲ってしまうという「若さゆえ〜」な思い出のあるwhite albumも、こうやって愛聴する日が来るとは、歳も重ねてみるもんです。 2台のプレーヤーにステレオとモノラル盤を別々にセットして切り替えながら比較(笑)何やってんだか、、、それにしても初めて聴くモノラルなwhite album、新鮮かつ素晴らしい。Back in the USSRのSE音は当然ながらど真ん中に定位(笑)それにしても、PaulとJohnの弾き語り系ソロ曲は、モノラルの臨場感が際立って良い感じだけど、音数が多くなる曲はステレオの方がしっかり聴けるメリット多し。でもWhile my guitarなんかでギターソロが前に出てくる時なんかはモノラルミックスが際立ってイイ感じ。 でだ、Helter Skelterだ。知らんかったわ。モノラルには入ってないのね、Ringoの叫びが、I've got blisters on my fingers!!!が。 バンドとしてバラバラになってしまって録音されたアルバムだけど、時が経つにつれてどんどん好きになった傑作。部活の彼はまだLP持ってるかな? あ、Revolution 9は、モノラルの方が更に怖いね(笑)
1968年 Rock Apple RecordsFuruetti
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Beatles For Sale (UK MONO)
死ぬまでにはUKモノラル盤で聴きたいシリーズも最近の価格高騰を受けて低迷気味なんだけど、、、それも仕方なし。For saleなんかは「不当に(笑)」高値で「え、そんな傷多いのに10Kオーバー?」なんてのが現実で、まあ長期戦かと様子見していたら、某オクでお買い得品が!そしてなぜかノーマーク〜あっけなく落札。いや10K以下だから粗悪品つかまされたか?と思いきや望外にちゃんとしたのが届いた。いや〜かなり嬉しい! 中学の時になぜかRevolverの次によく聴いたFor sale、何だろ、当時の色々と子供なりにしんどかった気持ちにこのアルバムがシンクロしてたのか、どうしてもNo replyの出だしを聴きたくなってそのままアルバム通して聴いてた、もちろん国内版ステレオで。 モノラル針で試聴。盤もすこぶる綺麗。No replyの出だしが割と大人しめに聴こえる。しかしIf I were you~ からのステレオでは出ない押し出しの強さが強烈で良い。I'm a loserの出だしのJohnの声がリアルで最高だわ。 Rock'n roll musicの最後のピアノのタタタ♬も、 Mr. Moonlightのドンッ♬も、 Words of Loveの突き刺さるギター♬も、 1週間に8日も君のことが好きな歌のギターの響き♬も、 What You're doingのバスドラとベース♬も、 みんないい子のジャン♬も、 おっ!とか思いながら楽しく聴ける。 決して最高傑作争いには登場しないけど、これ好きなんです。 #thebeatles #beatles #ビートルズ
4N / 4N 1964年 Rock PARLOPHONEFuruetti
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Skylarking / XTC
XTCが好きになるとコレを聴かねば、となるアルバムだけど僕は後回しにした。天の邪鬼だから(笑) Todd Rundgrenとそんなに揉めたアルバムってどんなんや?!と聴く前はビビったけど、全然そんなこと感じさせない、まあ音楽ってそんな時ほど良い物が出来たりするもの。 コンセプトアルバムというか、アルバム通して全体が一つの楽曲になっているような雰囲気と、全曲素晴らしい出来で、これをベストと上がる人が多いのもわかる。わかるけどマイベストはOranges and Lemonsかな(笑)彼らがトッド・ラングレンのスタジオを訪れた際に機材の古めかしさに引いた(笑)というエピソードがあるけど、この音はそういう機材じゃないと作れないやつかも知れないな、知らんけど(笑) XTCにハマるとヘビーローテーションになる危険なアルバム。頭の中で一日中流れてしまいます。
1986年 Rock Virgin RecordsFuruetti
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Nonsuch / XTC
1992年発売 なんと第35回グラミー取っていた。 最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム部門 『ボーン・マシーン(Bone Machine)』 - トム・ウェイツ 『グッド・スタッフ(Good Stuff)』 - B-52's 『ウィッシュ(Wish)』 - ザ・キュアー 『Your Arsenal』 - Morrissey 『ノンサッチ(Nonsuch)』 - XTC そしてこの年はクラプトンがUnplugged/Tears in heavenで主要4部門中3部門独占した年だったか、、、 さておき、今頃になってマイブームと化した(笑)XTC、もしかしてどのアルバムも素晴らしいのでは?と思い始めてますが、とりあえずコレ! ノンサッチとはSuchがNonで比類なき、とか、最高のとかを意味する。まあよくそんなタイトルつけたものだ(笑)いやしかしタイトルに偽りなし!1曲目からゴキゲンチューンが飛び出す。イントロのギターとその後追って入るドラムスで、もう気持ちはノンサッチ! その後も、The Smartest Monkeys, The disappointed, Crocodile と良曲のオンパレード、17曲63分のボリュームだけど全然飽きない。 素晴らしい、なのに、、、なのに、、、この日本盤の帯 「にっちもさっちもどうにもノンサッチ、なXTC」 おーーーい!レコード会社、どうしたらコレがOKになるか教えてくださーーーい。1992年の洋楽CDでは許されたのか、、、くだらなくて面白いからいいけど(笑)XTCのメンバー知ったら怒るんじゃないの?絶対知らせてないでしょ(笑) https://youtu.be/2Y-wbDRvp9Q?si=PiYa7RQGuZwcKy8Q
1992年 Rock Virgin RecordsFuruetti
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Living in the material world / George Harrison (2006 Remaster)
レコード店内でかかっていた曲がものすごく気になったんですよね。 んで、間違いなくGeorgeの声とギターのようなんですけど、知らない曲(笑) あ、でも時は50th anniversary盤の発売時期、ああマテリアルワールドか、これは。さらにナイスな曲とスライドギターが流れ続ける、ああイカンこれを今まで聴いてなかった自分がイカン、すぐにでも聴きたいぞ!でもな〜50thはな〜どうしょっかな〜 で、2006リマスターを買った(笑)オリジナルマスターからのリマスターということだったし。そう言えばGeorgeマスターの利右衛門さんも悪くないって言ってたし。 出だしのGive Me Loveからめっちゃいい。録音もいい。 でも盤質がイマイチ、、、見た目新しいのに現代プレスでよくある品質問題かも、B面には周回ノイズ出る傷があるし。まあしゃあない現物見ずに買ったから。 さておき、タイトル曲もいいな〜、The day the world gets 'roundのエモーショナルなヴォーカルにグッとくる。ほとんどGeorgeのセルフプロデュースだったようだけど、余計なことせず(笑)ストレートに楽曲の魅力が伝わってくるアレンジで、とにかくノリが良い!ギターソロも思いっきり弾いてくれて気持ちいい。バンドの皆さんも良い仕事してます、シュアーなドラムもいいな〜。 で、ボーナストラックのMISS O'DELLが、、、いいなこれ。めっちゃ笑ってるやん(笑)まさにアウトテイクって感じで。
1973年 Rock Apple RecordsFuruetti