失われた伝説をもとめて
今更言うのもなんですが、 私のコレクションの 特に輸入プラモ系において 特にこだわっているのが Ed Roth系アイテムです。 そもそもEd Rothとは 何なのかを軽く説明すると、 Rat Finkに連なる キモかわいい系モンスターや RAT FINK ヴィンテージチャーム https://muuseo.com/kaikai/items/400 kaikai Outlawに始まる奇想天外な ショーカーのデザインなど Revell Ed Roth OUTLAW https://muuseo.com/kaikai/items/122 kaikai 全く新しい表現によって ローブローアートを牽引した 伝説のアーティストです。 1950年代末頃から 1960年代にかけて 爆発的人気となった Ed Rothアートでしたが、 一転1960年代後期になると 表舞台から姿を消すように 表現の場を変えていきます。 この頃Ed Rothは かつてのホットロッドに加え、 チョッパーバイクや カスタムトライクの製作に 精を出すようになるのですが、 バイカーギャングとして 悪名を轟かせていた 「ヘルズ・エンジェルス」と つるむようになったため、 イメージダウンを恐れた 模型メーカーRevellは 1967年にEd Rothとの契約を解消。 大ヒットしたプラモデルから Ed Rothの名が消えました。 (大ヒットとはいえ殆ど広告費に 利益が吸い上げられていたそうで Ed Roth本人が手にした プラモデルによる収益はほぼゼロ。 収入源の大半は従来通りオリジナルペイントの Tシャツ販売の利益だったそうです。) 調べてみると分かりますが、 Ed Rothのバッジが外れて 本来の名前が忘れられても 相変わらずキット生産は 行われていたようで。 有名どころではタカラが販売した 「おとぼけモンスター」も この一例といえます。 (↓こちらはEd Roth版ですが。) Revell Mother's Worry https://muuseo.com/kaikai/items/341 kaikai そしてRevellは1970年、 Ed Rothがかつて座していた デザイナーシリーズの空席を 埋めるようなタイミングで Dave Deal氏デザインの Deal's Wheelsを展開します。 Revell Deal's Wheels Baja Humbug https://muuseo.com/kaikai/items/670 kaikai 一方のEd Rothは 模型メーカーMPCから 1971年に発売されたプラモデル メールボックス・チョッパーの 原案者として名を貸しますが、 このキットの仕様は(多分) パーツ流用を前提とした設計など MPC側の都合による造形であり、 実物とはかけ離れた プラモデル独自のデザインに なってしまっているのです… MPC MAIL BOX CHOPPER https://muuseo.com/kaikai/items/195 kaikai …少々話が逸れましたが、 ではEd RothとRevellの関係が プッツリ切れたのかと思いきや 実は後の時代に 見事復縁を果たすのです。 この続きはまた次回。 ⚠︎︎あくまで私が知ってる情報を物語チックにそれっぽく 並べただけのものなので 根拠らしい根拠はありません。 学術的価値のない文として 参考程度に読んでください。