Sheryl Crow / Threads

0

(2019)
ビッグ・マシーン・レコードからリリースされた、シェリル・クロウの11枚目のアルバム。スティーヴ・ジョーダン、ジェフ・トロットとクロウのプロデュース。
“最後のアルバムになるかもしれない”とのインフォメーションがあったので久しぶりに買ってみたが、集大成と言えるような豪華なゲストとの共演となっている。これだけのメンバーと共演出来るキャリアと人脈を積み重ねてきたのは、彼女の才能がもたらしたものだから、このアルバムが最後ってのはもったいない気もする。
ジョージ・ハリスンが書いた“Beware of Darkness”ではエリック・クラプトン、スティング、ベリンダ・カーライル、ザ・ローリング・ストーンズの“The Worst”ではキース・リチャードとの共演がいい。
注目すべき曲は先行配信された“Redemption Day”だろう。この曲はクロウが1996年に発表したアルバム“Sheryl Crow”に収録していて、晩年のジョニー・キャッシュが歌いたいとクロウにオファーしアドバイスを受けて録音したものだ。録音して数週間後にキャッシュは亡くなってしまったが、2010年のキャッシュのアルバム“American VI: Ain't No Grave”に収録されている。今回は家族に許可を得て、クロウのヴォーカルを追加して完成させている。
まだまだ書きたいことがあるけど…聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Prove You Wrong [feat. Stevie Nicks, Maren Morris]
02. Live Wire [feat. Bonnie Raitt, Mavis Staples]
03. Tell Me When It's Over [feat. Chris Stapleton]
04. Story of Everything [feat. Chuck D, Andra Day, Gary Clark Jr.]
05. Beware of Darkness [feat. Eric Clapton, Sting, Brandi Carlile]
06. Redemption Day [feat. Johnny Cash]
07. Cross Creek Road [feat. Lukas Nelson]
08. Everything Is Broken [feat. Jason Isbell]
09. The Worst [feat. Keith Richards]
10. Lonely Alone [feat. Willie Nelson]
11. Border Lord [feat. Kris Kristofferson]
12. Still the Good Old Days [feat. Joe Walsh]
13. Wouldn't Want to Be Like You [feat. St. Vincent]
14. Don't [feat. Lucius]
15. Nobody's Perfect [feat. Emmylou Harris]
16. Flying Blind [feat. James Taylor]
17. For the Sake of Love [feat. Vince Gill]

Default