Midge Ure / Orchestrated

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(2017)
ミッジ・ユーロが自身のキャリアを振り返る内容のアルバムをリリースした。タイ・アンウィンのプロデュース。
ウルトラ・ヴォックスやソロの曲を普通に録音し直すのではなく、オーケストラをバックに従えている。幻想的な感じが一層引き立つ仕上がりがいい。
全12曲中、ウルトラ・ヴォックスの曲が8曲、ソロの曲が4曲と、ウルトラ・ヴォックスの比重が高いのは仕方がない感じがする。“Ordinary Man”は新曲で、タイ・アンウィンとの共作になっている。
“Reap The Wild Wind”は、原曲の面影をしっかり感じられる仕上がりかもしれない。
歳を重ねたミッジ・ユーロの等身大の内容になっているのが、同じく歳を重ねた聴き手側に合っている気がする。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》

01. Hymn
02. Dancing with Tears in My Eyes
03. Breathe
04. Man of Two Worlds
05. If I Was
06. Vienna
07. The Voice
08. Ordinary Man
09. Death in the Afternoon
10. Lament
11. Reap the Wild Wind
12. Fragile

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