７０００系
■実車について
近鉄では奈良線の輸送容量が限界に達していることから補完する路線として、大阪市交通局と相互直通運転を行う東大阪線を計画し、子会社・東大阪生駒電鉄を設立し路線を建設しました。開業と同時に東大阪生駒電鉄は近鉄に吸収合併され近鉄東大阪線として営業を開始しました。この時輸送を担うため登場したのが7000でした。7000系は既に開業運行していた大阪市交通局に直通するため、第三軌条にて給電する方式を採用し給電電圧は600Vで、600V区間で初となるVVVFインバーター制御を採用した日本初の量産型電車です。現在は、更新され増備された7020系と共に元気に活躍しています。
■模型について
2021年3月27日(本日)TOMYTECより鉄道コレクションとして発売されました。近鉄では、珍しい車両の部類に入ると思いますが、こんなものまで模型化されるとは夢にも思っていませんでした。過日発売された18200系と言い、まもなく発売される京都市交の10系と言い、マイナーな車両の製品化など30年前には考えられなかったことです。
最近、鉄道コレクションでは、旧型車両の模型化が見られなくなってきましたが、例えば近鉄600系なども模型化してもらえると昔人間にとってはうれしい限りです。
