- jason1208 Museum
- 20F 読書の部屋
- 『日本SFこてん古典 1-3 / 横田順彌』《集英社文庫》
『日本SFこてん古典 1-3 / 横田順彌』《集英社文庫》
集英社文庫より1984年から1985年にかけて発行された『日本SFこてん古典』1-3です。(1)宇宙への夢、(2)異郷への旅、(3)未来への扉、横田順彌/著、カバーイラスト/ナカムラテルオ、解説/(1)小松左京、(2)紀田順一郎、(3)尾崎秀樹。(早川書房より1980年から1981年に発行された同名著書の文庫化)
“明治、大正、昭和のわれらが父ちゃま、母ちゃま、曾祖父っちゃま世代のpお歴々の妄想、わやく、破天荒、ロマン、ハチャハチャぶりをやさしく面白く紹介する、豊富な資料満載の画期的な日本SF史”(1巻解説より)
横田順彌先生[1945-2019]は個人的にファンの作家で、日本SFのユーモアとかお笑いを代表する方だと思っています。ライフワークの古典SF研究での代表作です。『日本SFこてん古典』は横田順彌先生が職業作家となるきっかけになった、処女連載作品でもあります。
日本のSF幻想小説の起源となると「竹取物語」です。その後江戸時代の大ベストセラー、曲亭馬琴による『南総里見八犬伝』と有名作品以外に、どんな有象無象作品があったか、という疑問に答える研究書でもあります。仮想戦記や転生モノなど、多くのアイデアが歴史的に何度も使われてきたことが分かります。
画像7枚目は、横田順彌先生が、同じく古典SF研究者の會津信吾氏と「SFアドベンチャー」(徳間書店)に連載した『新・日本SFこてん古典』です。
#日本SF #ハチャハチャSF #横田順彌 #集英社文庫 #徳間文庫 #古典SF
https://muuseo.com/jason1208/items/754
https://muuseo.com/jason1208/items/761