『大予言の嘘』志水一夫《データハウス》

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1991年に(株)データハウスより発行された『大予言の嘘』志水一夫/著です。A5版250頁、ISBN4-88718-112-4です。副題に「占いからノストラダムスまで その手口と内幕」とあります。
科学解説家、超常現象研究家の志水一夫氏[1954-2009]が、『UFOの嘘』に引き続いて、予言というものにつきまとう嘘や虚構を告発する本です。志水氏は非常に遅筆だったので、数冊しかない単独著者名義の一冊でもあります。
内容として、この本で批判されている物事は非常に多岐にわたり、「水子供養」「霊感商法」「天中殺(細木数子)」「姓名判断」「血液型占い」「大殺界」「六星占術」「五島勉のノストラダムスの大予言シリーズ」「大川隆法」などなど。
“誰でも知っているような仏教の大宗派が、いわゆる「拝み屋」や占い師を使って金儲けをしている”という話はこの本くらいしか載ってないと思います。
この本は後の「オウム真理教事件」などのカルト宗教の手口が、社会問題になった状況で評判を取り、改定重版されましたので、比較的手に入れやすいと思います。
#大予言 #占い #オカルト #超常現象 #奇説異説 #カルト宗教 #UFO

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  • Tyranosaurus rex

    shirotanino

    2021/06/15 - 編集済み

    この当時のデータハウスは割と「尖った」本を出版していて、『悪の手引書』とか面白いラインナップがありました。

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    • Animals 16

      Jason1208

      2021/06/15 - 編集済み

      コメント有難うございます。
      データハウスは「盗聴」「ハッキング」などのマニュアル本を出していた覚えがあります。
      下世話だけど、人によっては身近で役立つテーマですね。

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