リトル・ファジー《創元推理文庫》

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創元推理文庫より1984年に発行された『リトル・ファジー』です。H・ビーム・パイパー/著、酒匂真理子/訳、文庫版、ISBN4-488-68501-3。(カバーイラストは米田仁士氏による)
『ツァラトゥストラ星の鉱石採集者ジャック・ホロウェイ老人は、ある日不思議な生き物と出会った。外見の可愛らしさから、ペットにでもしようと「リトル・ファジー」と名づけ、共に暮らし始めた、
その生き物・ファジーの有り様は、入植が始まって25年を経たツァラトゥストラ星で知られた、いかなる生き物とも違い、明らかに知性を備えていた。
その事実を知己の博物学者レインズフォードらに伝える中で、ツァラトゥストラ星の全権を握る特許会社は危機感を持って動き始めた。もしも、ファジーたちが知性をもった「人間」(ツァラトゥストラ星の原住知的生物)であると認められれば、植民地法により特許会社はその特権を剥奪されるだろう。
そうした事態を避けるため、会社はファジーたちの絶滅をも策動する。
ファジーを守ろうとするジャック老人とその協力者たちと特許会社の対決が始まった。』
西部劇の時代にも似た植民星を舞台に、知的生物=「人間」とそうでない生物とを分ける知性のあり方や異星人同士のコミュニケーションなどの問題をテーマとして、楽しめるSFです。
#宇宙SF #H・ビーム・パイパー #酒匂真理子 #創元推理文庫

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