「めんたるダイバー」/ こやま基夫《ASCIIコミックス》

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『めんたるダイバー』こやま基夫。ASCIIコミックス、全四巻、1994-1996年。
こやま基夫先生は、「おざなりダンジョン」「アブラ・マンダラ」等の代表作を持つ方で、結構好きな漫画家さんです。
『めんたるダイバー』は、他人の精神に自分の意識を投射して、アバター的な自分の分身を送り込み精神探査出来るサイコ・ダイバーの話です。
「世界頭脳基金」の尾頭教授に協力する(させられている)未熟な高校生サイコ・ダイバー眠田明は、何日も昏睡状態が続く少女、千堂まなみにサイコダイブし、まなみの精神世界を探った結果、悪意あるサイコ・ダイバー“猫夢”の存在を知った。まなみ自身もサイコ・ダイバーの能力を持ち、自分自身の精神世界内で抵抗し逃走を続けていたのだ。だが、精神世界を戦場とする、百戦錬磨の“猫夢”に有効な抵抗は、未熟なサイコ・ダイバーには不可能だ。
絶対絶命かと思われた時に、奇跡は起こった、明とまなみの精神が融合し、ありえない超人格“アニマ・アニムス”が出現した。いかなる精神攻撃にも動揺しない鋼の人格と論理、ありえない知識量を持つ超人格“アニマ・アニムス”は、悪のサイコ・ダイバーをあっさりと退け、サイコダイブを悪用する秘密結社“ナイトメア”との戦いが始まるのだった。
連載後半に行くに従ってシリアスな話も増えて行きますが、ギャグとシリアスの比率の絶妙さが好きで、時々読み返したくなる作品です。一度手放したが、再度購入しました。
#SFコミック #コメディ #こやま基夫

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