シリアの切符~アサド独裁政権下での切符収集~
2001年1月に現地で入手したものを中心に紹介する予定です。
鉄道はシリア国鉄(CFS)とヒジャーズ(ヘジャズ)鉄道が運行され、国鉄の硬券発売駅は5駅、ヒジャーズ鉄道の硬券・常備券発売駅は1駅を訪れ、切符を入手しました。この他、ヒジャーズ鉄道でヨルダンにて入手したものや、国鉄の機械発行券、補充券、バス券もあるので、順次紹介する予定です。
国鉄の硬券については、2001年の時点でアレッポやラッカ等の主要駅は機械発券化され、田舎の小駅でしか確認できませんでした。その後、"世界の車窓から"をTVで見た際、機械発行券も新しいものが登場している様子だったので、現在も硬券が残っている可能性は低いと思われます。その後は報道等で御承知の通り激しい内戦が勃発してしまい、収束の見通しが立たないまま現在に至っております。ヒジャーズ鉄道の現状は全く不明ですが、一部は運行再開されたような情報もあります。いずれにせよ、2020年現在もシリア全土に外務省より退避勧告が発出されており、再訪できる見通しは全く立っておりません。
ここでのレア度について
★★・・・旅行者が持ち帰ったものが多数現存していると推測される。
★★★・・・旅行者が持ち帰ったものが若干現存していると推測される。
★★★★・・・旅行者はまず訪れないと思われる小さな駅等だが、発行数が多いので、現地の利用者が所持している可能性も。
★★★★★・・・旅行者はまず訪れず、発行数も極めて少ないと思われる。自身が入手したものしか現存していない可能性も。