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行先表示器の安全輸送
今回は、行先表示器を輸送する際の、
ポイントと注意点です。
行先表示器は大変重量がありますので、
作業をする際、「中腰作業」は怪我の元です。
1.蛍光灯やグローランプなどを外す。
輸送中に蛍光灯が破損し、巻取器や幕を
破損させる事故が、とても多くあります。
蛍光灯は、回して外すタイプと、画像のように
スプリング支柱側に押し付けながら外すタイプが
あります。
なかなか外れませんが、輸送中に破損するリスクを
考えると、外した方が賢明だと思います。
2.幕は駆動側のドラムに巻き付ける。
輸送中に、段ボールや梱包材を突き破って、
何かが突き刺さる場合があります。
可能であれば、スプリングドラムから幕を外し、
駆動ドラムに巻き付けた状態での発送がベストです。
幕を駆動ドラムに巻き付ける事が出来ない場合は、
幕を巻き切った状態(「巻き戻すこと」表示)より
外側の白幕部分を表示させた状態で、発送します。
モータのギアが入っていて、幕を回転できない場合は、
画像のように、モータ背面横の、カットスイッチを
(客車用の巻取器は赤色で塗られている物もあります)
左に回して、モータのギアを開放すると、
手で幕を回す事が出来ます。
万が一、破れても良い、白幕を表示させてください。
3.段ボールは、丁度よい大きさのものを。
輸送中に巻取器が破損する原因の多くは、
輸送用の段ボールが大きすぎて、巻取器が中で
遊んでしまう状況にあることが考えられます。
ある程度、ピッタリ納まっていれば、多少、梱包が
不十分でも、落下させない限り、破損はしません。
もともと、縦横に大きく揺れる、鉄道車両に
搭載されていた物ですから、よほどの衝撃を与えない
限りは、蛍光灯さえ外していれば、壊れません。
4.紐や持ち手などをつける。
輸送中に上積みされないように、紐や持ち手などを
使用して、常に立てて置いてもらえるように、
画像のように細工をしておくと、意外と破損しません。
「こわれもの」のシールなどは、どの荷物にも
貼られているため、何の意味もありません。
私は「鉄道車両用精密機械」というシールを貼ります。
また、私の長年の経験から、某S急便さんでの輸送は、
お勧めしません。半分の確立で、どこかしら壊れます。
以上、行先表示器の安全輸送についてでした☆