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ベースボール・マガジン社 週刊プロレス No.363 (平成2年)2月24日緊急増刊号
平成2年2月24日発行
発行所 (株)ベースボール・マガジン社
平成2年(1990年)にベースボール・マガジン社より発行された「週刊プロレス No.363 (平成2年)2月24日緊急増刊号」です。
この年の2月10日、東京ドームで行われた新日本プロレスの興行「'90スーパーファイトIN闘強導夢」を特集した「週刊プロレス」の増刊号です。
前年(平成元年)4月に続く、新日2度目の東京ドーム大会。前年の参議院選挙で国会議員となったアントニオ猪木が久々のリング復帰を果たしたアントニオ猪木&坂口征二対橋本真也&蝶野正洋をメインに、元横綱・双羽黒のプロレスデビュー戦となった北尾光司対クラッシャー・バンバン・ビガロがセミファイナルと、世間的にも注目のカードが用意されていましたが、この日のプロレスファンのお目当ては何といっても降って湧いたように実現した、新日と全日本プロレスの交流戦3試合でした。「プロレス界のベルリンの壁が崩壊した」といわれたこの歴史的な交流戦は、第7試合で木村健吾&木戸修対ジャンボ鶴田&谷津嘉章、第8試合で長州力&ジョージ高野対天龍源一郎&タイガーマスク(三沢光晴)、第9試合でIWGPヘビー級選手権として王者ビッグバン・ベイダー対挑戦者スタン・ハンセンが実現。私はこの日、友人とドームの2階席で生観戦しましたが、会場の異常ともいえる盛り上がりは本当に凄いものがありました。中でも強烈なインパクトがあったのがベイダーとハンセン、両団体のエース外人レスラー対決。しかもハンセンは新日の元エース外人だったという因縁もあります。試合はそんなプロレスファンの期待を裏切らない、ド迫力の展開となりました。技らしい技を出すでもなく、ただただ殴り合い、ぶつかり合う二人。途中、ベイダーが被っていたマスクを脱ぎ捨てるのですが、ドームのオーロラビジョンにハンセンのパンチによってまるでお岩さんのように右目が腫れ上がったベイダーの顔が映し出され、それを観た観客の地響きのようなどよめきがドームを揺るがせたのが忘れられません。
結果は両者リングアウトと極めてプロレス的な決着でしたが、観客には凄いものを観たという満足感があり、それに異を唱えることはありませんでした。スーパーヘビー級の外人レスラー対決というと、昭和56年(1981年)の田園コロシアムでのアンドレ・ザ・ジャイアント対ハンセンの試合を思い出しますが、この日のベイダー対ハンセンはそれに匹敵する名勝負だったと思います。
#週刊プロレス #ベースボール・マガジン社 #プロレス #雑誌
dape_man
2022/07/07 - 編集済み北尾のデビュー戦。プロレスというものをよく理解しないまま試合に臨んでしまった北尾にはプロレスファンの失笑、そして怒りが...
9人がいいね!と言っています。
sat-2019
2022/07/07懐かしいですね。
スーパーファイトIN闘強導夢は、いろいろとネタの宝庫でもありましたね。
やはり、北尾選手といえば、このポーズですね❗️
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dape_man
2022/07/08このポーズを見た瞬間、「あちゃー」と思ってしまいました(笑)
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dape_man
2022/07/07猪木の代表的なパフォーマンス、「1・2・3、ダーッ」はこの日から始まった。
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