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ポピー カゲスター ミニサイズ 当時物
『ザ・カゲスター』は、昭和51年(1976年)から昭和52年(1977年)にかけてNET(現:テレビ朝日)系で放映された、八手三郎原作・東映制作による特撮ヒーロー番組です。
仮面ライダーシリーズで培った等身大アクション路線を基本としながらも、メカニック+兄弟ヒーローという新機軸を打ち出した『宇宙鉄人キョーダイン』や、『秘密戦隊ゴレンジャー』で新境地を切り開いた集団ヒーロー路線に“忍者もの”の要素を加えた『忍者キャプター』と同時期にスタートした作品ですが、野口竜氏のデザインによる奇抜で派手なコスチュームが強烈なインパクトを放っていて、従来の東映ヒーローとは異質の、陽性でアメコミ的な雰囲気を持った東映ヒーローでしたね。
また、この作品の世界観で重要な役割を果たしていた初期クールに登場した特定の悪の組織に属さない怪人たちも異質でした。後に戦隊シリーズや宇宙刑事シリーズなどで幾多の怪人デザインを手掛けた野口竜氏によるデザインは、怪人というよりも“仮面を被った犯罪者”という感じで、この辺りにもアメコミ的な感覚が見え隠れしていたと思います。
しかし、そんな特異な世界観もわずか1クールで破綻。第13話からはドクターサタン(声:納谷悟朗)率いる「サタン帝国」が登場、怪人も仮面ライダーのショッカー怪人のような改造人間へと変貌し、いつしか『ザ・カゲスター』は定番の“ヒーロー対悪の組織”という図式に...
結局、仮面ライダー的なヒーロー観の呪縛から逃れられなかった『ザ・カゲスター』ですが、そのアメコミ的感覚と東映ヒーローを融合させた雰囲気は数年後の『スパイダーマン(東映版)』や『バトルフィーバーJ』で花開くことになります。そういった意味でも、単に「ポスト仮面ライダー」の混迷期に咲いた徒花というだけでは片付けられない作品で、個人的には石ノ森一辺倒の'70年代東映ヒーローから戦隊・宇宙刑事シリーズといった新たな人材によって生み出された'80年代東映ヒーローへと移り変わる過度期の中で、実は重要な役割を果たしていた特撮ヒーロー番組ではなかったか、と思ってます。
風村コンツェルンの秘書課に勤務する青年・姿影夫の影から誕生したヒーロー、カゲスター。
主人公が変身するのが常である特撮ヒーローものにおいて、主人公ではなくその“影”が実体化したヒーローというアイデアが斬新でしたが、この主人公はヒロインの父親が経営する会社の社員であり、その為、普段はヒロインに頭が上がらない、というサラリーマン喜劇的な要素も取り入れた、新しいヒーロー像もユニークでしたね。
そんなカゲスターの、ポピー製当時物のミニサイズソフビです。
ミニサイズながらもカゲスターの雰囲気をよく捉えた造形ですね。星条旗を思わせる、ド派手なマントの柄もプリントで再現されており、劇中さながらの雰囲気を楽しむことが出来るソフビです。
#ザ・カゲスター #カゲスター #ポピー #東映 #八手三郎 #ソフビ
tomica-loco
2022/03/02 - 編集済み女の人は鈴子って言う人でしたっけ?
カゲロベーって言うのもいた様な
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dape_man
2022/03/03ヒロインが風村鈴子、ベルスターですね。演じた早川絵美さんはご存知誠直也氏の夫人。
カゲロベェはカゲスター、ベルスターの影分身で、声を充てていたのが仮面ライダーシリーズの怪人役でお馴染みの沢りつお氏でした。
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tomica-loco
2022/03/03カゲスターってほとんど観た事がないんですよね!
関東じゃ裏番組がバカボンがマシンブラスターか何かが放送されていたかと思いますが、たぶん何方かを観てました。
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dape_man
2022/03/04元祖天才バカボン観てました。マシーンブラスターは私の地元では違う曜日の夕方にやってました。この時代の月曜7時枠というと、個人的にはTBSのキックボクシングのイメージが強いです。
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わたぼう
2022/03/02 - 編集済み懐かしいです。
見てました!
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dape_man
2022/03/03私の地元では『ザ・カゲスター』の放送が無くて、当時は「東映まんがまつり」の劇場版しか観たことがありませんでした。全話観たのは20年ぐらい前にCS放送でやった時です。今はネット配信で観られますからいい時代ですよね。
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