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島田トーイ ガバラ スタンダードサイズ 当時物
記念すべき第1回「東宝チャンピオンまつり」の一編として、昭和44年(1969年)12月に公開された『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』。この映画でゴジラシリーズ10作目の新怪獣として登場したのがガバラです。
ガバラは、「ガマガエルが核実験による放射能汚染の影響によって突然変異で巨大化した怪獣」という、一応、東宝怪獣らしい設定を与えられてはいますが...、実際は主人公の一郎少年の夢の中の世界にのみ登場する怪獣で、怪獣王ゴジラに敵わない腹いせにいつもミニラをいじめている“いじめっ子”怪獣。正直、ゴジラ映画の新怪獣としては“小物”というか、物足りない存在ではありましたが、この映画を従来のゴジラ映画としてではなく、少年が空想世界の中から現実世界でも成長していく様を描いたジュブナイルとして観ると、“小物”ゆえに作品にハマっている感があって、それなりに存在感を放っていたのではないかと思います。
そんなガバラのソフビは、『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』公開時にミニラと共に発売されました。
創立間もないブルマァクからアンギラス・モゲラ・バラン・キングギドラ・メカニコングなどと同時に発売されたと思うのですが、ミニラとこのガバラは足裏刻印がブルマァクではなく、マルサン~ブルマァクの怪獣ソフビを生産していた島田トーイの通称・ひよこマーク刻印で発売されました。このひよこマーク刻印問題については諸説ありますが、怪獣ソフビ界のレジェンド、鐏三郎氏の自伝本ともいうべき『マルサン-ブルマァクの仕事 鐏三郎おもちゃ道』によれば「単なる手違い」だそうで、実際、ミニラとガバラの継続分はブルマァク刻印で販売されました。
不人気怪獣ゆえにソフビのほうもあまり人気がないガバラですが、猫のような特徴的な顔を上手く捉えた表情、体表のリアルな表現など、造形的には見るべきところが多い佳作だと思います。
#ゴジラ #島田トーイ #ブルマァク #東宝 #ソフビ #怪獣
A-chan
2020/09/11連続失礼します。
何ともカラフルなガバラですね。顔はアレですが(笑)、色合いに癒されます。
「オール怪獣大進撃」はゴジラ映画でも初心者向けですね。巷では酷評の多い本作ですが、それまで怪獣大百科でしか見た事の無かった怪獣達をまとめて見る事ができたのはこの作品が最初でした(カマキラスとクモンガの動きには目を見張りました)。
内容も気弱な少年が夢の中のミニラに触発されて成長していくという微笑ましいものですが最後の悪戯はちょっとやり過ぎでは・・・・・・(汗)。
怪しげな役どころの多い天本英世さんが本作では意外な役どころを見せてくれて、こちらも微笑ましいのですが、最大の謎は、果たしてあの人には「若い時代」というものがあったのでしょうか・・・・・・?(何て失礼な事を!!汗)
何にしても、怪獣達(ゴジラも含めて)が豪快というか、ありえない不自然なすっ飛び方をするようになったのは、この映画が最初ですね(笑)。
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dape_man
2020/09/12天本さん、昭和29年の『二十四の瞳』では高峰秀子さん演じる大石先生の旦那さん役で出演されていますがこれが物凄いイケメン!(笑)
でもやっぱり本領を発揮したのは岡本喜八作品の常連になってからでしょうね。
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