ブルマァク ガイガン スタンダードサイズ 当時物

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地球侵略を狙うM宇宙ハンター星雲人が、宇宙怪獣をサイボーグ改造して造り出した生物兵器、ガイガン。
赤いゴーグル状の単眼に鉤爪状の両腕、腹部には回転ノコギリまで装備した、それまでの東宝怪獣になかった非生物的要素を大胆に取り入れたデザインで、現在でも人気の高いゴジラシリーズの敵怪獣ですね。
このガイガンが登場した昭和47年というのは、特撮怪獣デザインの変革期ともいえる時期であり、それまでの怪獣は、怪獣とは言えど生物的なリアリティを重視したものが多かったような気がするのですが、この辺りの時期から、怪獣なのに武器を備えていたり、体色が派手で装飾が過剰になったりと、見た目のインパクトを重視したものが明らかに多くなりました。『ウルトラマンA』の超獣や『サンダーマスク』の魔獣、翌48年の『流星人間ゾーン』の恐獣等々・・・
ガイガンは、そうした特撮怪獣デザイン変革期のシンボリックな怪獣だと思います。いろんな要素がテンコ盛りにもかかわらず、決してクド過ぎることなく、むしろ華麗に昇華させた、怪獣デザインの奇跡。ガイガンの美しさと邪悪さが同居している姿には、従来の怪獣のイメージを超えた、突き抜けた存在感がありました。

そんなガイガンの、ブルマァク当時物のソフビ。
造形的にはややデフォルメ過剰の感があり(しかも、口元の牙は抜けていないし)、ガイガンのシャープな魅力を表現しているとは言い難いものの、肌色成型にメタリックブルーの美麗なカラーリングには、それを補って余りある魅力があります。

#ゴジラ #ブルマァク #東宝 #ソフビ #怪獣

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