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- 2F 資料室 各レコード会社の月報 その2 1960〜1963年
- 月報 日本ビクター(ワールド・グループ)1960〜1963年
月報 日本ビクター(ワールド・グループ)1960〜1963年
1960年に入り、3月新譜で新レーベル「トップ・ランク」が紹介されています。エヴェレストやプレステッジ等を含む幅広いレーベルでした。60年11月新譜(10月5日発売)としてベンチャーズ(当時の表記はベンチュアース)の「ウォーク・ドント・ラン(急がば廻れ)」が発売されています。これがベンチャーズの国内デビュー盤になります。
ワールド・グループでは、クリフォード・ブラウン,マイルス・デヴィス,ソニー・ロリンズ,ジョン・コルトレーンなどによるジャズ・レコードも重要なレパートリーとなっていました。
1961年11月新譜から、シングル盤の JET-1000シリーズ が登場します。従来のレーベル別企画体系(DOT,ATL,RANK,PFJ など)を整理する統一型の新シリーズですが、この後長く続いて行くことになります。
ポップス系でも、ベビイ・イッツ・ユー/シャイアルス(シュレルズ),スタンド・バイ・ミー/ベン・E・キングといった重要盤が発売されています。ビートルズが「アンナ」をカバーしたことで知られるアーサー・アレキサンダーのレコードも発売されていました。
1962年7月号ではリプリーズ・レーベルが登場し、第1回新譜としてナンシー・シナトラのデビュー曲「カフス・ボタンとネクタイピン」も紹介されています。リプリーズはフランク・シナトラの作った会社で、シナトラ・ファミリーのためのレーベルでした。
1963年7月新譜としてロケット・マン/スポットニックスが紹介されていますが、後に「霧のカレリア」を大ヒットさせるスプートニクスの国内初レコードです。1965年頃の電リク(電話リクエスト)ラジオ番組でも、「スポットニックス」と発音していたDJがいたことを記憶しています。
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