1969年1月10日発売 レディ・マドンナ ミニカセット

0

タイトル:レディ・マドンナ
形態:ミニ・カセット(カセット・テープ)
レーベル:Odeon
品番:OZE-3011
定価:¥750

ミニ・カセットということで、4曲入り ¥750 です。
形状は普通のカセットと同じですから、特別な専用機は必要なく、
通常のカセット・デッキ,カセット・プレーヤーで再生できます。

ビートルズに関しては、勝手なベスト盤の編集(LP)は許されなかったわけですが、
こういうものはOKだったのでしょうか?
レコードだとコンパクト盤に相当するものですが、
これと同内容のコンパクト盤はありません。
ミニ・カセット独自の編集ものです。

月報にジャケ写が掲載されるようになりました。うれしいことですね。

それにしても、こういうものが発売されていたという記憶が全くありません。
レコード店でも見た覚えがないのです。

そこで当時の生産実績を調べてみたのが4つ目の画像です。
オープン・リールは一部のマニア用、テープの中心は8トラで
カセットはまだまだこれからという感じです。
(日本レコード協会の資料による)
これは自分の記憶とも一致します。
当時、オープン・リールのテープ・デッキは既に所有していましたが、
エア・チェック,自分たちのバンドの生録,借りたレコードの録音用で、
録音済のテープを買って聞くものとは考えていませんでした。
カセットは正直に言うとおもちゃ同然と思ってました。
(あくまでも個人的な印象です)

ファンとしてもうひとつ気になるのは、このカセット
音がリアル・ステレオなのかどうか?です。
(ジャケット・カバーには「STEREO」表記があります)
可能性があるのは「ハロー・グッドハイ」で、
これは「マジカル・ミステリー・ツアー」の
LPが直前に(1968.12.5)発売されていましたから、
使おうと思えば使えたかも……
「愛こそはすべて」も「イエロー・サブマリン」のLP用マスターが入っていれば
使えたかもしれません。(あくまで可能性です)
残る「レディ・マドンナ」と「ジ・インナー・ライト」の2曲は、
この時点では
イギリスでもステレオ・ミックスが作られていませんから、
まず疑似ステレオ(或いはモノ)でしょう。
断定するためには現物を確認するしかないのですが、
見つけるのは大変でしょうね。
(あったとしても、どういう金額になるのか……)

#ミュージック・テープ資料
#カセット・テープ資料
#ミニ・カセット
#ビートルズ

Default
  • File

    akieo.1964

    2022/04/26 - 編集済み

    ミニカセットと云う名称が、面白いですね。
    一応ステレオと表記されてますが、当時の事だから怪しいですね(笑)
    自分の耳で確かめるのが、1番だと思います

    返信する
    • File

      chirolin_band

      2022/04/26

      コメントありがとうございます。予備知識なしに「ミニカセット」と聞くと、私は「マイクロ・カセット」のような、更に小型サイズのものを想像してしまいます。
      以前「8トラ・コレクター」がいると聞いたことがあり、こういうものを集めている方もいると思うのですが、情報量はとても少ないように思います。

      返信する